やまなし音遺産“リニアモーターカー”

山梨県内にある“後世に残したい音”  第12回目は≪リニアモーターカー≫です。

「夢の超特急」と言われるリニアは、最高速度505kmの超電導磁気浮上式鉄道。

現在の新幹線のおよそ2倍のスピード「リニア中央新幹線」が今、実現に向かって動き出しています。

品川~名古屋間を最速で40分で結び、2027年の開業を目指しています。

東京~大阪間を最速67分で結ぶ全線開業は2045年の予定です。

 そこで今回は、リニアの音が聞けて、リニアを見ることが出来る、山梨県立リニア見学センターへ伺いまして、広報の綾部さんにお話しを伺いました。

国内でリニアに向けて研究が始まったのは、今から、およそ半世紀前の1962年。

世界初、日本初の高速鉄道であり、日本国内の新幹線としては最古の歴史を持つ、「東海道新幹線」の開業が1964年。

それよりも2年も前に、未来の乗り物「リニア」の研究が始まっていたとは驚きです。

1977年に宮崎県に実験線が開設され、1997年から山梨リニア実験線で試験が開始されました。

ここ山梨に実験線が開設されたのは、1997年当時、甲府を通過することが決まっていたのでそのまま営業線として使えるのではないかということ。また、山岳部が多いのでトンネル区間の実験をするのにも適地だったということ。のようです。

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昨年8月からは笛吹市~大月市~上野原市の計42.8kmを新型リニア車両L0系が走っています。

リニアは、車両に搭載した超電導磁石と地上に取り付けられたコイルとの間の磁力によって、浮上して走行する輸送システム。

いわゆる、N極とS極の効き合う力と、N極どうし・S極どうしの反発する力により車両が前進します。

 

そのリニア走行を風と音でも感じられる場所が、1997年、山梨リニア実験線の走行試験の開始に伴い、都留市誕生した「山梨県立リニア見学センター」。

 

実験線での走行試験の様子を見学したり、超電導リニアやリニア中央新幹線の概要を模型や各種の展示物などによって紹介する施設です。

今年4月には、さらにパワーアップして「どきどきリニア館」として新館がオープンしました。

 

1階には2003年に鉄道の有人走行で世界最高速の時速581kmを記録した車両の実物が展示、超電導磁石の仕組み、歴代試験車両の模型、年表パネル。

2階には、浮上走行が体験できるミニリニアや超電導の仕組みがわかるコーナー。

3階には、山梨の風景の中をリニアを走る巨大ジオラマやリニアシアターがあります。

そして、目でも見ることができ、リニアの速さを風と音で感じることのできるラウンジもあります。

 

そのため、大人も大興奮!しかし、あまりにも目の前を通過するのが早すぎるため、1度見るだけでは物足りない!

多い日には20分に1度通過するので、館内でアナウンスが流れるたび、みんなリニアを見にラウンジへと何回も行くんです。

上野原方面から来るときは、遠くからこちらに向かってくる様子が少し長く見られます。

一方、笛吹方面から来るときは、トンネルから出てくるため、遠くで「ゴォー」と聞こえながら、音もだんだん大きくなり、トンネルから出てくるときの迫力は凄いものです!

 

お子様連れの方、また外国人のからもたくさんいらっしゃいました。

またずっとカメラを構えて待つ方も!

そして、リニア通過後はみんなで大歓声です。

 

案内をしてくださった綾部さんは、宮崎県ご出身のため、小さい頃から宮崎でリニアの走行試験を見ていて身近だったそう。

今年4月から、こちらにご勤務されているそうですが、それも縁かもしれないということ。

また、山梨県リニア推進課の石寺さんにもお話を伺いましたが、平成19年にリニアの試乗会で走行を体験。車輪走行から浮上になるとき、フワっと浮く感覚は今でも忘れられないそう。

綾部さんも石寺さんもそして、私も、あと13年後をドキドキして待つ人の一人です。

 

※現在、走行試験は一時中断。

 6月下旬に12両編成で走行試験再開予定。

 

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山梨県立リニア見学センター

住所/都留市小形山2381

電話/0554-45-8121

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