2012年10月アーカイブ

今週のインデックスは・・・浅尾だいこん 


北杜市明野町は、茅ヶ岳山麓の南西斜面に位置していて、
日本の中でもsun日照時間が長いことで知られています。

ここの台地は、茅ヶ岳の火山灰が堆積して出来た土壌で、
石が少なく、キメの細かな肥沃な土が特徴です。

甲州弁でこのような特徴を「のっぷい」といいます。
この「のっぷい」土壌と太陽の光をサンサンと浴びて育った大根は、「浅尾だいこん」としてブランド化されています。

明野町の秋だいこんの歴史は古くて、江戸時代からソバと一緒に栽培されてきたと言われています。


この浅尾だいこんについて、
JA梨北明野サンヒル直売所の山本さんにお話を伺いました。

今年の出来は、例年に比べて遅れているけれど、大きく立派に育っているそうです。

気になる浅尾だいこんのお味は・・・甘いsign03

山本さのお話では、柔らかくてアクが少ない、からみと甘みのバランスがちょうどいいとのこと。浅尾大根は煮つけ、おでん、つけもの、などの料理に合うそうです。



さて、来月3日(土)文化の日には浅尾ダイコンまつりが開かれます。

このお祭りは、若い子連れの夫婦が明野町を訪れたとき、畑に取り残されたいらない大根を抜いて楽しんでいた様子をヒントに企画され、今年で27回目を迎えます。

今回イベントでは、大根抜き体験ふろふき大根1000人分の無料サービス
その他楽しい催しが盛りだくさんです。


みなさん、明野町の特産品「浅尾だいこん」を味わいにお出かけして見てはいかがでしょうかhappy01



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今週のインデックスは・・・カチカチ山 


いよいよ木々の葉がmaple赤や黄色に色づき始め、深まりゆく秋を感じるようになりましたconfident

富士河口湖町にある、天上山も、そんな秋を感じることができるスポットの一つです。
実はこの天上山、童話の「カチカチ山」と深い関係がある場所なんです。

カチカチ山は、「桃太郎」「花咲爺さん」「さるかに合戦」「舌きり雀」と並んで、
日本の五大昔話と言われるほど有名なお話です。

 

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内容を簡単に振り返りますと・・・

お爺さんが悪事ばかり働くタヌキを捕まえてお婆さんに預けたところ、
狸はお婆さんを騙して殺して逃げてしまいました。

悲しむお爺さんから事情を聞いたウサギは、
お婆さんの仇を討つためにいろいろな仕返しをします。

タヌキをだまして背中にヤケドを負わせたり、カラシを塗ったりした挙句、
泥の船に乗せて溺れさせたりと・・・。


子どもながらに怖い話だなあと思った記憶がありますcoldsweats02
みなさんも子どもの頃に、一度は聞いたり読んだりしたことがあるのではないでしょうか?


その舞台となった場所については諸説ありますが、
カチカチ山が天上山
そしてタヌキが泥船に乗せられて沈んだのが河口湖なんですって!

だから天上山はカチカチ山とも呼ばれているんですwink

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ちなみに、文豪・太宰治が昭和20年に書いた「お伽草子」の中でカチカチ山を載せていて、その中で物語の舞台は天上山と河口湖だと書いています。

県立文学館へ行きますと、お伽草子の貴重な初版本が保存されていて、どなたでも申請すれば見ることができます。


また、カチカチ山の舞台になったと言われる天上山には河口湖畔からロープウェイが出ていて、ロープウェイに揺られながら河口湖の絶景を楽しめます。



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ロープウェイから降りて展望台に登ると、目の前にfujiどーんと富士山が見えて、
とっても素敵ですlovely

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さらに、今月27日(土)~来月18日(日)まで、河口湖畔をメイン会場に
富士河口湖 紅葉まつりが開かれます。

night夜にはライトアップが行われとてもキレイで、
まさに秋を存分に満喫できるイベントですhappy01


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これから本格的な秋の行楽シーズンを迎えます。
みなさんも、カチカチ山の舞台、河口湖をはじめ、富士山周辺の秋を見つけにお出かけになってはいかがですか。


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今週のインデックスは.・・・御坂峠


「富士には月見草がよく似合う。」

文豪・太宰治が、御坂峠に滞在した際のことを記した小説、「富嶽百景」にある有名な一節です。
8月19日から2週間にわたり放送した、富士山世界文化遺産のPRCMの中でもこの一節が表現されていましたが、皆さん気づかれましたか?


さて、御坂峠は甲府盆地と富士北麓の間にそびえる御坂山にあり、
現在は、御坂隧道・・・旧道の御坂トンネルの河口湖側口が御坂峠とされています。

鎌倉街道のルート上にある御坂峠は、昔から県内でも有数の難所とされ、旅人達の前に立ちはだかりました。
昭和6年、念願の御坂隧道が開通すると、自動車の通行ができるようになり、多くの人や自動車が往来するようになります。


トンネル付近にはお茶屋さんもでき、旅人にお茶や食事をもてなしたことから、「峠の茶屋」として大変な賑わいをみせました。
このお茶屋さんは、当初「峠の茶屋」、とか、富士山の絶景から「天下一茶屋」などと呼ばれていましたが、明治から昭和にかけ活躍したジャーナリスト徳富蘇峰(とくとみそほう)が新聞で「天下茶屋」と紹介したことで、一躍有名になりました。


この「天下茶屋」には、昭和13年に、太宰治が滞在し執筆活動を行ったことでも有名です。
太宰はこの後、甲府に移り住み多くの傑作を残しています。


御坂隧道は、昭和42年に開通した新御坂隧道にその役割を渡します。
新御坂隧道の開通により大幅な時間短縮が成し遂げられたことから、急速に旧道の往来は減少します。

この影響を受け、天下茶屋も一時は閉店していましたが、御坂峠からの絶景や太宰治の足跡を辿る観光客の増加から、復活を遂げ、営業しています。
建物の2階には、太宰が執筆をしていた当時の部屋が復元され、記念館として公開されているんですよ。


本格的なmaple秋を迎えるこれからの時期、富士の絶景と文豪ゆかりの地を訪ねに、旧道を通って御坂峠を越えてみるのもいいですねconfident



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今週のインデクッスは・・・幻の果実ポポ 


ポポ、なんとも可愛い響きですよね~lovely

ポポは、見た目がアケビに似ている果物です。
いま、このポポの実を早川町の特産品にしようという取り組みが行われているんです。


ポポは「ポポー」、「ポーポー」とも呼ばれる、北アメリカ原産の果物で、明治時代に日本へやってきました。
早川町では、昭和の初めに栽培が始まったと言われています。

大きさは手のひらサイズ皮は黄緑色中の果肉は淡いオレンジ色です。

実には独特の強い香りがあり、日持ちしないことから、果物としては普及せず、
「幻の果物」などと呼ばれてきました。

早川町でも、ポポは農家で専業的に生産するものではなく、庭木の延長として一般家庭に植えられているような存在でした。


そんなポポですが、早川町内で「まちづくり」を行うNPO法人・日本上流文化研究所が設立されると転機が訪れます。
ポポを早川町の特産品にできないかという動きが起こり、2004年からは本格的な研究が始まりました。

クッキーやプリン、いろいろなものに加工して試した結果、ミルクとポポの実を合わせた
アイスやシャーベットとの組み合わせが最適ということで、商品化されました。

その名も「ポポのアイスクリーム・ポポのシャーベット」
どんな味か気になりますよね~happy02

食べてみると・・・
トロピカルフルーツのような華やかな香りnote
ポポの食感が残っていて、カスタードクリームのような濃くもあります!



ポポのアイスクリームやシャーベットは、早川町内のお土産施設などで販売されています。
詳しくは日本上流文化研究所、電話、0556-45-2160へお問い合わせください。


さて、今月、ポポは収穫期を迎えます。
実の表面が黄緑色から少し黒くなって、自然に地面へ落ちたものが食べ頃なんだとかwink

今年は早川町内でポポの特産品化に取組み始めた2005年に植えた木が初収穫を迎える予定。

収穫量が増えそうです。

ポポの実をワインやゼリーに加工して活用している地域もあり、
「ポポの町早川」へと可能性はまだまだ広がりそうです。


行楽シーズン、早川町の素晴らしい渓谷美を訪ね、温泉を楽しみながら、
ポポを使ったご当地グルメを味わってみてはいかがでしょうかhappy01

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