めまき

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 富士河口湖町の郷土料理である「めまき」は、富士山信仰で、
信者の「もてなし」などを行う御師(おし)の家で提供される料理の一つでした。 

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めまきは、河口湖で獲れた魚をアラメ昆布で巻いて煮詰めて作ります。
アラメを巻く、メ(()布=食用となる海草の総称)を巻くので、
「めまき」と呼ばれるようになったと言われています。

材料になる魚は、現在ではワカサギを使うのが一般的です。
醤油・砂糖・酒などの調味料で長時間煮込んで作ることから、保存が効き、
富士登山の携帯食としてもとても重宝されました。


大きさは手のひら程のサイズで、形は三角形。
これは、fuji富士山の形に似せたもの」などと言われています。

また、アラメ昆布の巻き終わりを楊枝で留めるのですが、その楊枝は、
「富士登山に使われる金剛杖(こんごうづえ)を表している」などと言われています。

めまきは栄養価が高く、特にカルシウムが豊富。各家庭では、子どもたちにめまきの由来を教えながら食べさせ、伝統を次の世代へと伝えているんですよ。

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ところで、富士河口湖町河口地区で、かつてめまきを提供していた御師の家は、最盛期には140軒以上ありましたが、現在は一軒も残っていません。

しかし今年、住民グループ「上の坊(じょうのぼう)プロジェクト」が、「食」を通じて、
改めて富士山信仰の歴史を知ってもらおうと、江戸時代の御師料理を再現しました。

この料理は河口浅間神社の夏の例大祭にあわせて、河口の飲食店「峠の茶屋」で一般の方に提供されました。この取り組みは、来年7月にも実施されるそうです。



さて、来年1月から11月まで、山梨県で国民文化祭が開催されます。

国民文化祭は、全国各地から様々な文化活動に親しんでいる個人や団体が集まり、発表、競演、交流する、日本最大級の文化の祭典です。

県内市町村でも様々なイベントが行われますが、富士吉田市では、国民文化祭の一環として、御師料理を販売・提供する方針です。

私達も御師料理を食べる機会に恵まれそうですhappy01


11月の富士五湖地域は、maple紅葉をはじめ、季節ならではのレジャーであるワカサギ釣りなどを楽しむことができます。
やまなしの歴史や文化に触れ、これから始まる国民文化祭をみんなで盛り上げていきましょう!
 


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「やまなしINDEX」を放送後にホームページでもお聞きいただけます。

是非お楽しみ下さい!