3H

今回のINDEX : 『 3H 』
 
 
山梨放送アナウンサーの加藤響子です。山梨県がお送りする『やまなしINDEX』です。
 
今回の「やまなしINDEX」は「3H」についてお送りします。
 
皆さんは「3H」という言葉をご存じでしょうか?
 
これは交通事故を防ぐための「早めのライト点灯」「ハイビームの活用」「反射材の使用」、これら3つの言葉の頭文字から作られた言葉です。
 
今回は詳しいお話しを山梨県警交通企画課次席の田村和哉さんに伺います。
 
◇ ◆ ◇
 
加藤アナ : 田村さん、宜しくお願い致します。
 
田村さん : 宜しくお願い致します。
 
加藤アナ : 山梨は車社会ですが、交通事故の発生件数などはどうなっていますか?
 
田村さん : はい。今年10月末現在の交通事故発生状況につきましては、発生件数、死傷者数とも昨年同時期と比べて減少傾向ではありますが、死亡事故により28人の尊い命が失われております。
 
過去の統計をみますと、秋から年末に向けて日が短くなるにつれ、夕方の薄暗い時間帯から夜間にかけて、歩行者が被害に遭う事故が増える傾向にありますので、注意が必要です。
 
過去5年間の、夜間における歩行者と自動車の事故(発生658件)のうち、死亡事故は47件発生しており、いずれも歩行者は反射材を着けておらず、車のライトはロービームでした。
 
加藤アナ : これらの事故を防止する注意喚起のために「3H」があるのですね。
 
田村さん : はい。山梨県警では、夕暮れ時から夜間の事故を防ぐために、パトロールなどの街頭活動を強化するとともに、県民の皆様に「3H」の推進による交通事故防止を呼び掛けています。
 
まず1つ目の「H」は「早めのライト点灯」です。
 
すでに夕方の買い物や会社帰りの時間帯は薄暗くなっていると思いますが、このような薄暮の時間帯は、ドライバーからも歩行者からもお互いを発見しにくい状況になっています。
 
ドライバーの皆さんには、歩行者等をいち早く発見するため、また、歩行者に車の接近を知らせるためにも「早めのライト点灯」をお願いします。
 
次に2つ目の「H」は「ハイビームの活用」です。
 
道路交通法上、前照灯はいわゆる「ハイビーム」が原則で、対向車などとのすれ違い時には「ロービーム」に切り替えなければならないと規定されています。
 
したがいまして、対向車や前車に配慮して「ハイビーム」と「ロービーム」をこまめに切り替えて使用して下さい。
 
ロービームが照らす距離は通常40メートル位なのに対し、ハイビームは約100メートル先まで照らすことができます。 
 
こまめなライトの切り替えで運転に集中して、いち早く歩行者を発見し、交通事故を防止してください。
 
最後に3つ目の「H」は「反射材の使用」です。
 
歩行者の皆さんは車のライトに反射して光る「反射材」を身に付けたり、持ち物に付けたりすることで、自らドライバーに存在をアピールして事故被害を防ぐことに役立ちます。
 
悲惨な交通事故を防ぐため、ドライバーも歩行者もお互いに注意をお願いします。
 
加藤アナ : ラジオの前のあなた、この「3H」(「早めのライト点灯」「ハイビームの活用」「反射材の使用」)を家族の間で徹底して交通事故発生防止に努めましょう!!
 
今回は山梨県警交通企画課の田村さんにお話しを伺いました。田村さん、ありがとうございました。
 
田村さん : ありがとうございました。
 
◇ ◆ ◇
 
今回は「3H」をご紹介しました。次回の「やまなしINDEX」は「11月の県政トピックス」です。
 
山梨県がお送りした「やまなしINDEX」。お相手は加藤響子でした!! それでは良い週末をお過ごしください!!
 
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YBSラジオ『やまなしINDEX』は放送後に当ホームページにてお聞きいただけます。
 
是非お楽しみください。