火災予防

今回のINDEX : 『 火災予防 』
 
 
山梨放送アナウンサーの加藤響子です。山梨県がお送りする『やまなしINDEX』です。
 
今回の「やまなしINDEX」は「火災予防」についてお送りします。
 
毎年3月1日から3月7日は『春の全国火災予防運動』です。
 
空気がとても乾燥するこの季節、火災への注意が必要です。
 
今回は峡南広域行政組合消防本部予防課の長谷川 充さんにお話しを伺います。
 
◇ ◆ ◇
 
加藤アナ : 長谷川さん、宜しくお願い致します。
 
長谷川さん : 宜しくお願い致します。
 
加藤アナ : 今の時季はどのような火災が多いのでしょうか?
 
長谷川さん : 平成27年の統計では、全国、県内ともに3月は最も火災件数の多い月となっています。
 
山梨では、空地・田畑・河川敷等の火災の割合が多く、全火災の4割以上を占めています。
 
その原因で最も多いのが「たき火」で、続いて「枯れ草焼きを含めた火入れ」となっており、屋外での火の不始末が主な原因を占めています。
 
加藤アナ : 山梨は畑が多いですから、けっこう「火入れ」をしている光景を見かけます。
 
長谷川さん : 屋外での火の取り扱いは、注意を怠ると自分だけでなく、周囲の人や物にも被害を及ぼし、林野火災などにも繋がる恐れがあります。
 
特に強風注意報や乾燥注意報が発令されている時には、屋外での火の取り扱いなどは控えていただき、やむを得ず火を取り扱う場合は十分な注意をお願いします。
 
加藤アナ : 火災が蔓延した場合は対応も難しくなってきますよね。
 
峡南消防本部ではそういった事態を想定して何か対策はしていらっしゃいますか?
 
長谷川さん : 峡南消防本部では『春の火災予防運動』期間中に、山梨県消防防災航空隊と林野火災を想定した合同訓練を実施するなど、万が一の状況にも対応できるように対策をしています。
 
加藤アナ : 火災の蔓延というと昨年12月に発生した糸魚川市での大規模な火災が記憶に新しいところですが、住宅火災にも気をつける必要がありますよね?
 
長谷川さん : はい。平成27年中に発生した火災による死者のうち、住宅火災による死者は全体の6割を占め、全国で914人、山梨県でも7人の方が亡くなりました。
 
また、そのうちの約7割が65歳以上の高齢者となっており、原因も「逃げ遅れ」によるものが半数を占めていました。
 
逃げ遅れを防ぐためには住宅用火災警報器の設置が必要です。
 
既に設置されているご家庭であっても設置から10年を経過すると、電子部品の寿命や電池切れなどがあるため交換が推奨されています。
 
また、いざという時に確実に作動するように定期的な確認もお願いします。
 
火災を防ぐために一番大切なことは「火災を未然に防ぐ」ことです。
 
これは「火災を発生させない」という皆様お一人おひとりの注意、心掛けがとても重要になってくると思います。
 
加藤アナ : 皆さん、火災を引き起こさないためにも、十分な注意と対策をお願い致します。
 
今回は峡南広域行政組合消防本部予防課の長谷川 充さんにお話しを伺いました。
 
長谷川さん、ありがとうございました。
 
長谷川さん : ありがとうございました。
 
◇ ◆ ◇
 
今回は「火災予防」をご紹介しました。次回の特集は「自動車の登録手続きは忘れずに!」です。
 
山梨県がお送りした「やまなしINDEX」。お相手は加藤響子でした!! それではとても良い週末を!!
 
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YBSラジオ『やまなしINDEX』は放送後に当ホームページにてお聞きいただけます。
 
是非お楽しみください。