山梨県大村智人材育成基金事業

今回のINDEX : 『 山梨県大村智人材育成基金事業 』
 
 
山梨放送アナウンサーの加藤響子です。山梨県がお送りする『やまなしINDEX』です。
 
今回の「やまなしINDEX」は「山梨県大村智人材育成基金事業」についてお送りします。
 
県では、大村智先生(韮崎市出身)のノーベル受賞をきっかけに、次の世代を担う人材を育成するため、若者の海外留学や若手研究者の研究に対し、助成を行うとのことです。
 
今回は詳しいお話を山梨県私学・科学振興課の坂本健人さんに伺います。
 
◇ ◆ ◇
 
加藤アナ : 坂本さん、宜しくお願い致します。
 
坂本さん : 宜しくお願い致します。
 
加藤アナ : この事業はどのようなものですか。
 
坂本さん : まもなく募集を開始する2つの事業があります。
 
1つ目は、海外留学する高校生、大学生などの留学費用に対して助成を行う事業です。
 
2つ目は、若手研究者の研究費に対して助成を行う事業です。
 
加藤アナ : それぞれの事業を詳しく教えていただけますか。
 
坂本さん : まず、海外留学を支援する事業は、国際的な視野と高度な知識・技能の習得などを目的に海外留学をする、県内の高校生、大学生などを対象に、留学に要する費用のうち、世帯の所得に応じて最大100万円まで助成を行います。
 
加藤アナ : 100万円は大きいですね。「高校生コース」と「大学生等コース」の2つのコースがあるのですか?
 
坂本さん : はい。「高校生コース」の対象は、県内の高校に在籍している方で、6ヶ月から1年程度の海外留学に対して、5名程度まで助成を行います。
 
「大学生等コース」の対象は、県内の短期大学、大学、大学院、専修学校(専門課程)に在籍している方で、原則1年間の海外留学に対して、10名程度まで助成を行います。
 
なお、学位取得を目的とする場合は、2年間の留学も対象となります。ただし、どちらのコースも語学の習得を目的とした留学は対象とはなりません。
 
加藤アナ : 続いて研究費用の助成はどのようなものですか?
 
坂本さん : 若手研究者を支援する事業は、大学院生若しくは大学院を修了した40歳未満の方で、県内の大学や企業などで研究を行っている方、又は県内の高校、大学などを卒業して、県外の大学や企業などで研究を行っている方が対象です。
 
その研究費について、自然科学分野は最大100万円、人文・社会科学分野は最大50万円を、それぞれ5名以内に助成するものです。
 
加藤アナ : こちらも、100万円と50万円とかなりの金額を助成してもらえるんですね。
 
今年度はどのような研究があったのですか?
 
坂本さん : 「体内時計が花粉症などのアレルギー症状に与える影響に関する研究」や「県内の農作物の中から寿命延長効果を発揮する成分を探す研究」等がありました。
 
加藤アナ : こういった海外留学や研究の成果は、私たちも知ることが出来るのですか?
 
坂本さん : 来年度行う成果発表会で報告を行います。また、県のホームページにも情報を掲載します。
 
加藤アナ : 大村先生は『 人のためになることをしなさい。』という言葉をよく仰っています。次代を担っていく若い方たちには、失敗を恐れず何事にも果敢にチャレンジしてほしいですね。
 
平成29年度の募集は4月3日(月)から始まるとのことです。ぜひ皆さん、山梨県私学・科学振興課のホームページをチェックしてみてください。
 
今回は、坂本健人さんにお話しを伺いました。坂本さん、ありがとうございました。
 
坂本さん : ありがとうございました。
 
◇ ◆ ◇
 
今回は「山梨県大村智人材育成基金事業」をご紹介しました。
 
次回の放送は4/7(金)の放送になります。特集は「信玄公まつり」です。
 
山梨県がお送りした「やまなしINDEX」。お相手は加藤響子でした!! それではとても良い週末を!!
 
 
clover clover clover
 
 
YBSラジオ『やまなしINDEX』は放送後に当ホームページにてお聞きいただけます。
 
是非お楽しみください。