就農支援の取り組み

4月は「観光と移住」をテーマにお届けしています。今回は、県の就農支援の取り組みを紹介します。県では、新規就農者を支援するため、さまざまなサポート体制を整えています。今回は、県が行っている就農支援の取り組みなどについて、県担い手・農地対策室の石川寛人さんに伺います。
 
小松アナ:「県の就農支援の取り組み」について教えてください。
石川さん:県では、新規就農者を支援するための様々な取り組みを行っています。たとえば、担い手の育成に高い見識と能力をもった「アグリマスター」の下で、実践的な農業技術が習得できる研修制度があります。また、新規就農される方の経営が安定するまで最長5年間、年間150万円を交付し、新規就農者を支援しています。さらに、概ね50歳以上の就農希望者を対象に、果樹や野菜の農業技術研修を行いシニア世代の就農を支援するなど、様々な方法で山梨県で農業を始める人を応援しています。
 
小松アナ:実際に農業を始めるまでは、どのような支援があるのでしょうか?
石川さん:県では、就農相談から、実際に農業を始めるまでの各段階で支援しており、県就農支援センターが様々な相談に応じているほか、情報提供も行っています。そして、技術を習得していただく段階では、さきほどのアグリマスター研修の他、農業大学校などで研修が受けられるよう支援しています。また一般的に農業収入のみで生活できるようになるまで、3~5年かかるといわれておりますので、新規就農者の農業経営が少しでも早く軌道に乗るよう、各地域のJAや普及センターが行う技術指導や経営相談などにより支援しています。
 
小松アナ:「山梨県就農支援センター」についても教えてください。
石川さん:県就農支援センターは、新規就農相談のワンストップ窓口として開設されています。就農支援マネージャーが相談にあたっており、就農への道筋を説明し、就農に当たって何が必要であるのか十分に理解していただいた上で、就農希望者の適性に応じて、就農地域等についての助言や、研修先、融資制度の紹介、支援情報の提供を行うほか、県内外で就農相談会も開き、新規就農者を増やす取り組みをしています。お問い合わせは、甲府市宝の「山梨県就農支援センター」(電話055-223-5747)まで。
 
次回は「ゴールデンウィークイベント情報」です。
 
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