林業の担い手対策

8月は、山の日にちなんで「山」にまつわる特集をお送りします。県土の78%を森林が占める山梨県では「林業の担い手を確保」するため、様々な取り組みを行っています。詳しいお話を県森林環境部林業振興課の青山将英さんに伺います。
 
小松アナ:林業の新規就業者は毎年どのくらいいるのでしょうか?
青山さん:ここ数年は、毎年50人ほどの方が、新たに林業に携わっています。
 
小松アナ:担い手を確保するために、県ではどのようなことを行っていますか? 
青山さん:山梨県林業労働センターと連携し、都内や甲府市内で開催される就職説明会で、林業へ就業を希望する方にガイダンスを行っているほか、センターでは就業希望者の募集を随時行っています。今年度は新たに、山梨の林業の魅力を多くの方に知っていただくため、林業体験ツアーやインターンシップを実施します。林業体験ツアーは9月と11月に実施の予定です。興味をお持ちの方は、ぜひ、ご参加いただければと思います。また、就業した方が、現場で安心して働けるように、労災保険の掛け金や、蜂刺され対策のアレルギー検査、林業に関わる資格取得などの費用に助成を行っています。
 
小松アナ:それ以外に研修制度などもあるんでしょうか?
青山さん:林業への就業を本格的に考えている方には、毎年5月頃、林業の基礎知識やチェーンソーの使い方のほかに、就業や生活の相談などを行う無料の研修を受けてもらうことにより、林業への円滑な就業を支援しています。また、就業してからは、県の森林総合研究所などで林業に関する様々な研修を行っており、知識や技術を向上させることが出来ます。今の林業は、木の伐採や丸太の積み込み、運搬などで専門の機械を使うので、このような機械の使い方についても研修を行っています。
 
次回は、「甲武信ユネスコエコパーク」です。
 
clover clover clover
 
YBSラジオ『やまなしINDEX』は放送後に当ホームページにてお聞きいただけます。