2019年11月アーカイブ

今月は、「文化芸術特集」をお送りしています。今回は今年で19回目を迎える「やまなし県民文化祭」について県生涯学習文化課の相山侑菜さんに伺います。

小松アナ:やまなし県民文化祭はどのようなイベントですか?
相山さん:やまなし県民文化祭(以下、「県文祭」)は、2001年から始まりました。「くらしに文化が根づくやまなし」の実現を目指し、年間を通して、県民の皆さんに文化芸術を少しでも身近に感じていただくため、県内各地で様々なイベントを開催しています。県文祭は主に「総合フェスティバル」、「部門別フェスティバル」、「地域フェスティバル」の3つからなります。年齢や住んでいる場所にかかわらず、誰でも参加できます。美術、書道、華道、音楽、合唱、演劇など、たくさんの部門が創意と工夫を凝らした舞台発表や作品発表を行っていますので、一度足を運んでいただけると新たな出会いがあること間違いなしです。

小松アナ:どのような催しがあるのでしょうか?
相山さん:フラワーデザイン部門の展示会 「れいわ 花もよう」が11月30日(土)、12月1日(日)の2日間、甲府市総合市民会館2階の遊亀公民館展示場で開かれます。普段なかなか目にすることのない季節のお花を使用し、令和という新しい時代をイメージしながら創りあげた作品を約50点展示します。きっと素敵な休日になると思いますので、是非いらっしゃってください。また12月1日(日)には、県立文学館・講堂で吟剣詩舞道大会が開かれます。皆さんは吟剣詩舞道ってご存じですか?漢詩や和歌などの詩に節をつけて歌う吟詠にあわせて、袴などの和装で刀や扇も持って舞う圧巻のパフォーマンスを是非ご覧下さい。
 
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今月は、「文化芸術特集」をお送りしています。経済産業省では、毎年11月を「伝統的工芸品月間」と定めています。今回は、山梨の伝統工芸品について地域産業振興課の大森恵子さんに伺います。

小松アナ:山梨の伝統工芸品にはどのようなものがあるのでしょうか?
大森さん:県では、主に日常生活に使用されるもので、製造過程の主な部分が手作りであり、伝統的に使われてきた原材料が主な原材料として用いられ、50年以上の歴史がある伝統的な技術・技法により製造されたものを郷土伝統工芸品に認定しています。現在、甲州水晶貴石細工、甲州印伝、甲州雨畑硯、甲州大石紬織物、甲州手彫印章、甲州武者のぼり・鯉のぼり、西島手漉和紙、親子だるま、甲州鬼瓦、市川大門手漉和紙、山梨貴宝石、富士勝山スズ竹細工の12品目が認定されています。そのうち、約1000年前、昇仙峡の奥地金峰山で水晶の原石が発見されたことに起源をもつ「甲州水晶貴石細工」や鹿革に漆で模様を付けたものが特徴で、この革を使って様々な製品が作られる「甲州印伝」、江戸時代、御岳山系に良質で巨大な水晶鉱が発見・発掘されたことから歴史が始まった「甲州手彫印章」の3品目は国指定の伝統的工芸品に認定されています。
 
小松アナ:これらの伝統工芸品に私たちが身近に触れられる機会はありますか?
大森さん:笛吹市石和町にあります「やまなし伝統工芸館」では山梨県の伝統工芸品について、作品、工芸用具、作業風景の再現や歴史的な資料などを展示しています。また、さきほどの国指定の伝統的工芸品についても、作品を展示しています。甲府市の山梨県地場産業センターかいてらすでは山梨を代表する特産品、工芸品の案内・販売を行っています。そして来月、12月7日(土)、8日(日)の二日間、甲府市大津町のアイメッセ山梨で開かれる甲斐クラフトフェアー内の「山梨郷土伝統工芸品共同展示会」ブースで水晶貴石彫刻や甲州印伝など伝統工芸品を体験・実演することができ伝統工芸品を身近に感じられるイベントとなっていますので、ぜひお出かけください。
 
 
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今回は、8月7日に宣言した「ワイン県」について、ワイン県観光プロモーション課の家登正広さんに伺います。

小松アナ:「ワイン県」宣言について詳しく教えてください。
家登さん:まず山梨県は何といっても日本ワイン発祥の地であって、明治時代から150年続く、ワイン造りの歴史があります。国内だけでなくアジア・ヨーロッパのコンクールでも最高賞を受賞するなど、そのクオリティーは国内随一と自負しています。まさに名実とも日本一のワイン産地です。一方で、県の観光の現状に目を向けると、富士山エリアの賑わいに比べ、国中エリアの状況がそこまで及んでいないことが課題となっています。このため、国中エリアで最もイメージの高いワインを前面に打ち出し、PRをしていこうと、今年の8月7日に「ワイン県」の宣言をしました。これまで、本県の愛称として使って来た「富士の国やまなし」に加えて、東京など都市部の皆さんに人気のある「山梨ワイン」のイメージを使って、県の魅力をこれまで以上にPRしていきたいと考えています。
 
小松アナ:ワイン県副知事には県出身の作家、林真理子さん、世界的なソムリエ田崎真也さんが就任されましたね。
家登さん:10月8日に林真理子さんが、11月3日には「山梨ヌーボー」の解禁日に合わせて、田崎真也さんに「ワイン県副知事」に就任いただきました。林真理子さんは、日本ソムリエ協会が授与した「名誉ソムリエ」の称号をお持ちのワイン愛好家として有名です。また、親交のある芸能人など著名人に県内のワイナリーを紹介いただくなど、数多くの貢献をしていただいています。一方、田崎真也さんは現在、日本ソムリエ協会会長であり、国際ソムリエ協会会長などを歴任しました。東京・日本橋にある山梨県のアンテナショップ「富士の国やまなし館」や、同じく県のアンテナレストラン「Y-WINE」の運営にも携わっていただいています。
 
小松アナ:今後、「ワイン県」をどのようにPRしていきますか?
家登さん:まず首都圏でのPRや、インターネット、SNSなどを活用した情報発信を進めていきます。また、ワイン県副知事になっていただいたお二人に、情報発信などで協力いただき、多くの皆様にワイン県を訪れ、泊まっていただきたい。そして、この本県の素晴らしい環境の中で、お料理やワイン、さらには日本酒、ウイスキーなど、いろいろ素晴らしいものがありますので、山梨をより深く、より楽しんでいただけるよう、素晴らしいものを高め、紹介していく事業を進めていきます。ぜひ県民のみなさまにも「ワイン県」のPR役を担っていただいて、「ワイン県」を大いに広めていただきたいと思います。
 
 
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小松アナ:開館30周年企画展「宮沢賢治展」について、文学館の中野和子さんに伺います。
中野さん:詩、童話により日本文学史に独自の世界を切り開き、現在も多くの愛読者を持つ宮沢賢治の魅力を紹介しています。作品の魅力はもちろん、宮沢賢治の生涯や、すべての生命を尊び共存を目指そうとする、賢治の掲げた理想のあり様に迫る企画展です。
 
小松アナ:期間中はイベントもあるそうですね?
中野さん:30周年記念イベントとして、16日(土)には、俳人の石寒太さん、歌人の今野寿美さんによる対談「宮沢賢治 短歌・俳句の世界」を文学館講堂にて開催します。また、23日(土)には講師に実践女子大学名誉教授・栗原敦さんをお招きした講演会「宮沢賢治の文学的表現行為」を美術館講堂にて開催します。いずれも参加費は無料ですが、事前の申込みが必要です。詳しくは電話055-235-8080(県立文学館)までお問い合わせください。
 
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11月は「文化芸術特集」をお送りします。今回は「やまなし文化芸術推進月間」についてご紹介します。お話しを伺うのは、県生涯学習文化課の鷹野千裕さんです。
 
小松アナ:やまなし文化芸術推進月間について教えてください。
鷹野さん:県では昨年の12月、文化芸術の振興などに関する施策を総合的・計画的に推進するため山梨県文化芸術基本条例を制定しました。この条例で、県民が広く文化芸術についての関心と理解を深めるとともに、文化芸術の振興などに積極的に取り組む意欲を高めるため、毎年11月を「やまなし文化芸術推進月間」としています。今年が条例制定後、初めての「やまなし文化芸術推進月間」となります。期間中は様々な文化芸術に関するイベントが実施されます。
 
小松アナ:どのようなイベントなのでしょうか?
鷹野さん:まずは11月10日(日)に山梨県庁噴水広場で「県民文化芸術ひろば」を行います。韮崎工業高校太鼓部による和太鼓の演奏や体験会、甲府西高校書道部による書道パフォーマンス、『歌うま日本一決定戦』で優勝した甲斐清和高校音楽科の斉藤花耶さんの歌唱などのステージ発表に加え、山梨大学の学生によるアートワークショップや絵画の展示、宝石美術専門学校の学生制作のジュエリー展示など、若者によるステージ発表や展示、創作体験を行うことで、文化芸術活動の活性化につなげることを目的として開催します。事前申し込みは不要で参加費もありませんので、ぜひお気軽に県庁噴水広場にお越しください。時間は正午から午後4時までです。
 
小松アナ:高校生や大学生など若者の力強いパフォーマンスが楽しめそうですね。その他にも県民が参加できるイベントはありますか?
 
高野さん:今月24日(日)、山梨県立文学館で若者を中心に文化芸術の理解を深めてもらうことを目的として「やまなし文化フォーラム」を開催します。フォーラムでは、笛吹市出身のミュージシャン藤巻亮太さんによる講演や藤巻さんと、『心霊探偵八雲』でお馴染み、富士川町出身の小説家神永学さん、県内高校生・大学生によるパネルディスカッションもあります。司会は、市川三郷町出身、元フィギュアスケート選手でキャスターの河西歩果さんに務めていただきます。時間は午後1時から午後4時まで。こちらは参加費は無料ですが、事前申し込みが必要です。詳しくは県ホームページでご確認をお願いします。
 
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