2013年7月アーカイブ

富士山麓日記
#477
「樹海のキノコ」
 2013年7月27日放送




富士の麓にある樹海。


樹海は広大な面積のなかに、
落葉樹と広葉樹が混合しています。


国道139号を抜ける場合も側を通りますよね。
深い深い神聖な森・・・。



その樹海の中にはオオホウライタケや、
チチタケを見つけられました。


ちなみに、チチタケの名前の由来、わかりますか?


チチタケを触ってみると・・・
すぐに乳白色の液が染み出てきました。
これが理由なんです。



他にも樹海には沢山のキノコが共演していますよ。



樹海の風景をお楽しみください。





 

富士山麓日記
#476
「産卵する蝶」

2013年7月20日放送

 

蝶が花の蜜を求めて飛んでいます。


たとえば、サワギクの群落には、
その蜜を吸うスジグロシロチョウがいます。



花から花へ・・・蝶たちは蜜を求めて飛びまわります。



別の場所を見てみれば、
バライチゴの蜜を吸うヒョウモンチョウが
います。


あちらでは
スジグロシロチョウがハタザオの葉に卵を産んでいますよ。




富士山麓では、たくさんの蝶が見れます。




 

富士山麓日記
#475
「5合目の植物」

2013年7月13日放送




富士山が世界文化遺産に登録されてから、われらが山梨への注目は
有り難いことに相当熱くなってきていますね。



また、梅雨も明けて、甲府や勝沼では猛暑日を記録。
体がだるく感じられるぐらいの暑さが続いています。


この季節、レイリー散乱やミー散乱によって
雄大積雲がはっきりと見えますよね。
この光景を見ると、すっかり夏の日になったなと思います。


しかし、雄大積雲が積乱雲に成長して、大雨や雷が発生することで
日本全国で被害が出ていることを報道するたびに、
悲しい気持ちになってしまいますね。


では、富士山麓で、この暑さの影響はどうでしょうか。
さすがに、山頂付近の雪化粧は殆ど無くなっているように見えます。


だとすると、富士山5合目の植物たちは、
この暑さに参っているのでしょうか。


むしろ、光合成がたっぷりとできて、ハワイでの
ロングバケーションのように気持ちが良い期間を
過ごしているのでしょうか。




今日も富士山では、
5合目でフジハタザオやイワツメクサ、そしてミヤマオトコヨモギなど、
たくさんの植物が、元気に、生きています。


 



 

富士山麓日記
#474
「静かな山麓」

2013年7月6日放送




静けさ・・・

ときには心地よさを感じさせてくれるものですね。


早朝の静けさ、真夜中すぎの静けさ等々・・・。



富士山麓でも静けさは感じることができます。
その静かな大地で、生き物たちは生活を続けます。

梨ケ原には3頭のシカがいますね。
餌を探しているのかな。



梅雨の空には、乱層雲が広がってきますが、
大雨でも降るのでしょうか。



「さあ雨が降ってくるぞ。」


田んぼのなかにいるオタマジャクシやカエルは
そう話しているのかもしれません。


木を見れば、てっぺんには
一羽のアオサギがいますが、
鳴くこともなく、動きませんね。


そこには、
相変わらずの心地よい沈黙だけが
存在しています。




 

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