2013年8月アーカイブ

富士山麓日記
第482回

『水辺にて』

2013年8月31日放送


楽しかった夏の日も、いよいよ終わりです。


富士山麓の水辺に目を向けてみると、
オオマリコケムシという不思議な生き物がいますよ。


また、獲物をとらえるシオカラトンボの姿も見られます。

そして、田んぼのイネの間にはオモダカの花が咲いていますね。


まだまだ、水辺では夏の生き生きとした活動は終わらないようです。


次回も土曜11時55分から放送です。

ぜひ御覧ください。




 

富士山麓日記
第481回
「雲と風と」

2013年8月24日放送

 

ミー散乱が一因として白く見える雲たち・・・。


この時期の夏の日の空には、
積雲、雄大積雲、積乱雲と成長する過程がよく見られます。


そのため、花火が突然の雨によって中止となる地域も
ありましたね。

 

一方、低気圧、高気圧などの
上昇気流、下降気流が一因として起こる風。


この時期は風があった方が、
涼しく感じられていいかもしれませんね。


そして、風が雲を運びます。

風が雲を運ぶ日は、山の上は強風となります。

 

また、コケモモやカラマツなどの植物の姿も
お届けします。




 

富士山麓日記

第480回

「夏の山麓」


2013年8月17日放送



富士山麓には真夏の太陽が燦燦と降り注ぎ、
河口湖を照らしています。



ラベンダー畑には1日中観光客が途切れません。
世界文化遺産登録効果もあるのでしょうか。



夜になると・・・ヒグラシが羽化のために木に登ってきました。


ヒグラシは夏の風景の一部ですよね。
あのメロディーを聞いていると、センチメンタルな気持ちになりませんか。



次の日になると・・・


雨上がりでしょうか。


幾何光学的散乱によって虹が掛かっています。

 



さて、楽しい楽しい夏の日も、とうとう折り返し地点を迎えました。



みなさん、残りの夏、どのように過ごしますか。



 

富士山麓日記
479回「山頂の景色」
2013年8月10日放送



 

地球大気の鉛直構造を考えると、
富士山を上へ登れば登るほど対流圏なので、
1000m登るたびに気温がおよそ6,5℃づつ下がります。



そのため富士山山頂ともなると、気温は6℃にもなります。
薄着での登山は危険なことが分かりますね。



気圧も頂上では地上と比べて低くなり、
たとえば、地上から持っていったポテトチップスの袋は
パンパンに膨らむ物理現象が起こります。
中の空気が膨張するからです。



また、ラグビーボールのような形をした
火山弾も見ることができます。どんなものなのでしょう。




次回は、
そんな地上と環境が大きく違う山頂からの景色をお楽しみください。



 

富士山麓日記
第478回「御来光」
2013年8月3日放送

 

御来光・・・
 

パワー溢れる光です。



3776mの山、富士山。
登山者は登りながら、真横に積乱雲を見ることがあります。
積乱雲は成長すれば対流圏界面までも届くことがある
背の高い対流雲。
大雨、雷、そして突風に注意です。


登山中に大雨に遭遇したことを考えたら・・・
恐ろしい・・・。

 


午前4時30分・・・


雲間から太陽が顔を出します。

 

人々はそのとき、何を思うのでしょう。

 

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