あえて。
新型コロナウイルスの影響で仕事の形も大きく変化している今日この頃。
我ながらわがままだなぁとは思いますが、忙しいときは忙しいときで「何にもしない」をしたいと切に願い、でも、無いと無いで手持ち無沙汰。
すれ違う人との距離をとってジョギングぐらいはするかもしれませんが、この状況で求められているのは家にいること。だから、休みの日だろうと天気が良かろうと、友達と飲みに行きたかろうと、家にこもるべきで。
「あえて」という言葉。
しなくてもいいことをわざわざ行うというような意味だそう。「なんだ、そんなめんどくさいことしなくても、こっちのほうが近道じゃんー」と知っていても、あえて遠回り。だからこそ見える景色を知らなかっただけで、通ってみれば実は「そっち」の道の方がきれいに舗装されているかもしれない。時間がなく、最短距離で突っ走っているのを日常とすれば、今はそうではない。案外、遠回りしたことで見つけたラーメン屋さんは、知る人ぞ知る名店だったりもする。
家の中でできることのいたるところにこの「あえて」は潜んでいて、最近の僕はその発見に余念がなく。
「あえてうどんを手打ちする」もそうだし、こすらなくても大丈夫という洗剤を使って、お風呂をあえてゴシゴシ洗ってよりきれいにしてみたり、あえてホワイトソースを小麦粉から作ってみたり。
まだ発見者として駆け出しの僕は、これから見つかる「あえて」にワクワクしている。
「あえて」って漢字で書くと「敢えて」だし、果敢に挑んでいる感じがかっこいいもんね。
今、例を考えているときに家事ばかり思いついて、この先母ちゃんみたいになっていくのかもしれないが、それはそれで良しとしよう。
あ、そろそろスーパーの値引きシールが貼られる時間なのでこのへんで。
2020年5月8日 17:13