3週間クッキング
今回は誰でも簡単にできる「RX-78-2 リアルタイプ風」を作ります。
まずは、合わせ目の処理からです。
最近のモデルは、一昔前みたいな合わせ目がほとんどありません。
ですから、溶いたパテまでは用意しなくても、模型用の接着剤で十分です。
接着剤がプラスチックを溶かすので、合わせ目がきれいに埋まります。
これを乾かすこと、一晩。その間、きちんと部屋の換気を行いましょう。
続いて、やすり掛けです。パーツをランナーから切り出した跡が残ったままだとうまくかみ合わなかったり、見た目にも影響したりします。
ですから、紙やすりの400番~1000番くらいを目安にゴシゴシします。
この時、すでに合わせ目を消すための接着剤が乾いているようなら、一緒にやすり掛けしてしまいましょう。
ここからは、塗装です。
エアブラシを使ったりスプレーを使う場合は、サーフェイサーで下地処理します。
お化粧で言うベースメイクみたいなものですね、ここが完成度の違いを生み出します。
でも、筆塗りの場合や、そこまで気にしない場合は飛ばしてしまっても結構です。
今回は、筆塗りで「懐かしのリアルタイプ風」塗装を施しますので、いつものトリコロールカラーはしまっておきます。
全体的に「くすんだ」印象の味付けにしたいので、赤は、あずき色。白は、クリーム。緑は深緑(中島飛行機系)、黒は少しグレーを混ぜてあります。すべてラッカー塗料を使用します。
これをマスキングしながら塗分けていきます。
塗装の順番は、あくまで「薄い色」から「濃い色」の順にしてください。
はみ出したときに、一からやり直すことになってしまいます。
広い面を塗るときは縦方向と横方向を乾かしながら交互に塗分けてください。
筆ムラを抑えるためにも、重要なポイントですよ。
この時にも、部屋の換気は十分に行ってください。そうしないと頭がクラクラしてしまいますからね。
完全に乾いたらこれを組み立てます。完成はもうすぐですが、ここでワンポイント。
ウェザリングを施しましょう。きれいに作るのもいいのですが、今回はせっかくリアルタイプですからあえて汚してみましょう。
使うのはエナメル塗料です。
これを平筆にしみこませて、ティッシュやキッチンペーパーで拭き取ります。
色が出るかでないかくらいまでかすれるようになったら、これをモデルの「かど」に擦りつけます。どうでしょう、立体感が出てきましたね。
今回は全体に「ライトグレー」の塗料を使っています。
終わりましたら、シールドを半分に切り落として、お好みでシールを貼って、はい、完成ですっ!
2020年6月21日 18:32