僕ってやつは…
近所のスーパーにて。
歩いてでも行けるので、非常に便利で頻繁に活用しています。
しかも、その並びにはドラッグストアもあるので、「村上史上最も」暮らしやすいところに住んでいまして。
先日、夏が近づいてきたからスッキリとしたものが飲みたいと、自粛前によく通っていたバーのマスターに教わったモヒートを思い出しました。
ホワイトラムにスペアミント、ライムとガムシロップ。それに炭酸水を注げばできるよ、と。
もちろん、マスターの味には到底かないませんが、チャレンジするだけしてみようかと。幸いにも、その近所のスーパーにすべて揃っていたので、準備万端。
期待を胸に、いざレジへ。
カゴの中にはいかにも「これからモヒートを作ります」といった品々。ちなみに、実家の母と電話をしていたので、耳には「もやし」だとか、「ポケモン」だとか揶揄されがちの白いイヤホン。
…ちょっと待て。傍から見たら僕は今、完全に「いきっている」状態しゃないか?そもそも、モヒートなんてハイカラなものを求めている時点で、身の丈に合っていないんじゃないか?でも、すでに気持ちはスースーしてスッキリした「あの味」を求めてしまっている…。このレジを通る瞬間さえ無事に乗り越えられれば、ゴールはもうすぐそこ…!村上、行きまーーーす!!
以下、若い男性店員さんとのやり取り。
僕「お願いします(小声)」
店員さん「いらっしゃいませ。ピッ、ピッ、ピッ…(黙々とレジ打ち)」
僕「(そわそわ)」
店員さん「当店のポイントカードはお持ちですか?」
僕「あります。(財布から出して)はい、お願いします。」
店員さん「(僕が出したカードと、僕の顔を見比べてレジ打ちの手が止まる)」
僕「…ん?」
店員さん「…ん?」
(何やら気まずい空気が流れる)
店員さん「(非常に言いにくそうに)…これ、隣の○○ドラッグの…」
僕「…!!」
…以下、僕の妄想。
店員さん「(ププッ、こいつ、カッコつけて家でモヒートなんて作ろうとしてるのに、カードまちがえるとかウケるwww 帰ったら話のネタにしよwww)」
いや、そんなことを思うような悪そうな人ではなく、マスク越しにも伝わる爽やかな笑顔がまぶしい店員さんだったから大丈夫とは思うが。
あー、恥ずかし。
2020年6月25日 20:08