歴史の1ページ

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ようやく元の生活に戻って来たので、年末年始ハイライト。

 

僕個人としては6回目の高校サッカー選手権の派遣。

ご存知のとおり、山梨学院高校の快挙。

間違いなく、高校サッカー選手権99回の歴史に大きく刻まれた大会となりました。

まず、このコロナ禍の中にも関わらず、無事に全試合を終えられたこと。
様々な意見や考えがあって、僕個人では想像もつかない程の多くの方が議論を重ね、最善を尽くし、それを実行。

そして選手達もそれをきちんと受け止め、プレーで表現していました。

まさに、関わった全ての人の想いが集結した結果。

人の想いは不可能すら可能にする。勇気をもらいました。

 

これは僕自身の覚書も兼ねて。

高校サッカーの担当になった当初は、正直、わからない事だらけで、何となく気持ちも後ろ向き。

サッカー経験者でもなければ、サッカーについて詳しいわけでもなく。

でもだからこそ「ちゃんとやらなければ」と自分を追い込めたと思うのですが、理由やきっかけはどうあれ、きちんと向き合うことは改めて大切なことだと。

それを感じたのは、山梨学院が優勝を決めたその瞬間。

自分でもちょっと驚いたのですが、様々な感情が溢れてきて涙が止まりませんでした。

その場にいられることがどれだけ幸せなことなのか、目の前で起きている事がどれだけ奇跡的なことなのか、この大会での優勝にはどんな意味があるのか。

自分なりに高校サッカーに向き合ってきたからこそ、事の重大さがわかり。

それに見合った準備なくして、マイクを握ることはできないと自らを奮い立たせて中継に臨んでいました。

だからこそ味わえた、あの感動。

これから時間が経つうちに向き合い方は変わっていくものなのかもしれませんが、その時々で今回のことを忘れずにいたいな、と。

 

今後について。

今回、あの景色を見られたのは、当たり前ですがチームのおかげで。

僕はただ、たまたま運よく、そのタイミングで居合わせたという「運」に近いものがあってのこと。

何が言いたいかというと、次は自分の力であの場所に立ちたい。

それが何かといえば、自分がもっと力を付け、一人のアナウンサーとして大成するということ。

8年目ともなれば、何かほかのアプローチの仕方も見えてくるだろうし、実際に企んでいる最中でもあるし。

動くことでまだ見ていない世界を見ることができると信じて、ワクワクしながら取り組みたいなと。

昔先輩が、「選手権は関わる人すべてを成長させてくれる」と話していたのを思い出して、

こういうことなのかな、と少しわかった気がしています。

 

これはおまけ。でも重要。

今回、人生で初めて2週間のホテル暮らしをしましたが、コロナ禍の影響で食事は基本自室でお弁当。

3日目くらいまでは楽しめていましたが、そこからは正直しんどかった。。。

冷たいごはんは、体だけでなく心まで冷やしてくれました。

温かいごはんのありがたみったら、もう。。。

次回行くとき(元通りの生活に戻っていることを心から願いますが)は、電子レンジを持参しよう。

 

とにもかくにも、たくさんの感動と素晴らしい経験をありがとうございました。

2021年1月31日 19:06

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