青ひげにお困りの方へ①

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先日、番組で「ひげ脱毛はじめました」宣言をしたところ、

数名から興味があるけど実際どんな?という声を聞きまして。

 

久々のブログ更新が「青ひげ」問題でいいのか三日三晩悩みましたが、

僕が今、人の役にたてるのはこれしかないと思い至りまして、記していこうかなと。

 

これは、いちアナウンサーである僕と青ひげの、戦いの記憶である。。。

 

 

プロローグ

 

アナウンサーを目指していた大学時代。

書類審査に提出する写真撮影や、放送局で必ず行われるカメラテストなど、

自分の見た目に向き合わざるをえなかった頃。

当時の友人から「わりと濃いめだよね」と、まるで深入りのコーヒーの感想のように言われてきた僕のひげ。

自分が人よりもひげが濃いと自覚し始めたのは、この頃だったかと。

 

入社してからは、夕方のテレビ番組や夜のニュースを担当するたび、

ベテランカメラマンたちに「お、今日も青いね!」や、「ちゃんとドーラン厚塗りしてきた?」とか、「ドーランの下からひげが突き抜け始めてる!」とよく言われたもので。

確かに、メイクをすれば隠せなくもなかったが、この仕事をする上でひげは必要ない。

何よりも清潔感を求められる仕事なのだ。

 

世の中にはダンディズムの象徴のように立派に蓄えたひげが似合う人もいて、憧れもするが残念ながら客観的に見て自分は似合う顔でもない。

 

そして毎朝髭剃りに充てる時間や、シェーバーのランニングコストを考えると、これまた馬鹿にならない。

人生を終えるころに振り返ったら、「丸一年くらい不眠不休でひげを剃り続けていた」なんてことにもなりかねないし、「シェーバー代だけで別荘が建てられた」と後悔するかもしれない。

 

…さすがにこれは大袈裟か。

 

そんな人生でいいのだろうか。

そう思い立ったのが、つい一週間前の僕であった。

 

(続)

2021年12月24日 16:29

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