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33歳というリアルミドルエイジになりつつある今日この頃、人としての「深み」みたいなものが欲しいよねと。

少し前に僕の中の最高のブラザー、深田くんと服部くんとグラスを傾けた夜にもそんな話題に。

「広く浅く」も人生を豊かにする上でとても大切なことだと思うのですが、「なんとなく知ってる」の域を脱したい。
HPのプロフィールにも書きましたが、「広く、一つくらい深く」を実践していこうかと。

その中で目をつけたのが家庭菜園。
去年の夏、庭に一畳分くらいの穴を掘りまして。
ここから土作りがはじまるのですが、まずは植物が育ちやすいように余分な石ころや砂利を取り除きます。
ただ、実際に掘り進めると…石ころレベルでは全くなく。
これで漬物作ったらいい塩梅になるだろうなと思わせるほどの「岩」とか、誰かこの土地で酒盛りでもした？というようなガラスの破片など。
宅地だとしても、どうしてこんなものが埋まってるの？というもののがたくさん出土しまして。

それをひとつひとつ取り除き、残った土をふるいにかけ、そこに腐葉土や肥料を加えて馴染ませる…。
正直、この土作りも奥が深くて試行錯誤の連続。
育てる野菜によってphを調整するために石灰を加えて…とか、すぐに植えるんじゃなくて少し土を寝かせると良くて…とか、こだわりだしたらキリがなく。
屈みながらの作業なので、腰の痛みと対峙しながらの土いじり。

そしてここからいよいよ種を蒔くんだけど…っという話をし始めたら、後輩二人から「だいぶ語れてますよ」と。

途中で気づいたのですが、何かについて深い造詣がある人になりたいというより、後輩を捕まえて飲みながらただ語りたかっただけみたい。
経験したことを酒のつまみにするため、今日も畑に向かいます。