この度制作するドラマは、2018年から続く映画「ぼくらのレシピ図鑑」シリーズの第3弾となる「メンドウな人々(仮題)」です。2023年3月にドラマとして放送し、その後劇場公開を目指します。
富士吉田市を舞台に、男子高校生と面倒なおじさんのちょっぴりおかしな友情を描いた青春劇です。”うどん部”も絡み合い、地域性豊かな作品となります。
主演には映画初主演となる歌舞伎界のプリンス・片岡千之助 、おじさん役には的場浩司が俳優としての新境地に挑戦します。さらに、深田晃司監督作品『淵に立つ』『よこがお』で圧倒的な存在と演技力で世界に強烈な印象を与え続けている山梨県出身の筒井真理子が、的場浩司演じるダメおじさんをこっそり影で支える隣人役で参加。注目のうどん部員には総勢500人を超えるオーディションから選ばれた、藤嶋花音、柳明日菜、大迫一吹、翔ら今後の活躍が楽しみなフレッシュな顔ぶれが揃いました。
監督・脚本は第一弾と同じく、安田真奈監督が務めます。
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―コメントー 勝俣くるみ役で出演が決まった時はすごく嬉しかったのと同時に、くるみという普段の私とかけ離れた性格の女の子を演じることができるのかという不安もありました。 その中で安田監督をはじめ、出演者、スタッフの皆さんに支えられ楽しく撮影が出来ました。実際にうどん部の方や現地のうどん屋さんの方に、一からうどんの作り方を学び、劇中で披露しているので、是非注目して見て頂けると嬉しいです。富士吉田の綺麗な景色も楽しんでください。 |
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―コメントー
この作品を見れば、富士吉田市の温かくて柔らかな情景を感じることが出来ます。どんなに仲が良くても自然に離れていって連絡も取らない人もいっぱいいるし、ちょっとした事で仲違いする人もいるけれど、自分にとって大切な家族のような人はもとにもどるし…。そんな繊細でメンドウな人間関係に注目していただきたいです。 |
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―コメントー 本作品への出演が決まると直ぐに、安田真奈監督からお手紙を頂きました。「一緒に良い作品を作りたい」と言う熱い思いを頂き、気合を入れて撮影に入ることが出来ました。撮影期間中は、大先輩である的場浩司さんの演技を間近に観ることもでき、俳優として自分の足りないところを一杯気づくことが出来て、非常に勉強になりました。安田真奈監督の指導のもとで、うどん部の仲間と良い作品が作れたことを本当に感謝しております。 |
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―コメントー 留学生アンディ役の翔です。いつか映画に出てみたいという夢がこの作品でやっと叶いました。最初は緊張したけれど、共演者やスタッフの皆さんが優しかったので、すぐに現場になれることができました。短い時間だったけど、この作品に参加できて嬉しかったです。皆さんぜひ観てください! |
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―コメントー 誰もが持つちょっとした欠点を抱えたメンドウな人たち。彼らが仲間と出会い少しずつ 変化していく、そんな愛おしい人たちの物語です。観るときっと元気になれると思います。そして私の故郷である山梨の自然もぜひ楽しんでください。 |
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メーカー勤務約10年の後、2006年、上野樹里×沢田研二の電器屋親子映画「幸福(しあわせ)のスイッチ」監督・脚本で劇場デビュー。同作品で第16回日本映画批評家大賞特別女性監督賞、第2回おおさかシネマフェスティバル脚本賞を受賞。同年末に出産後は脚本業中心となったが、2017年より監督業復帰。ぼくらのレシピ図鑑シリーズ第1弾・堀田真由主演映画「36.8℃ サンジュウロクドハチブ」、小芝風花主演の近大マグロの青春映画「TUNAガール」、片岡礼子主演の実験的短編映画「あした、授業参観いくから。」の監督・脚本をつとめた。「あした、授業参観いくから。」は、Japan film festival los angeles 2022 にて最優秀脚本賞を受賞した。
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―コメントー 「ぼくらのレシピ図鑑シリーズ」第1弾・兵庫県加古川ロケ映画『36.8℃ サンジュウロクドハチブ』(主演堀田真由さん)の撮影から5年。再び同シリーズの監督・脚本をつとめさせていただきました。今回のロケ地・山梨県富士吉田市は、富士山を敬い、果物や織物で栄え、ご当地グルメ「吉田のうどん」が人気の街。ひばりが丘高校うどん部や現地の取材を踏まえて、オリジナル脚本を書きました。 『メンドウな人々』は、モヤッとした男子高校生が、洋食店のダメなオジサンや、うどん部のマジメすぎる女子部長に出会い、ジワッと成長していく青春物語です。 片岡千之助さんは初現代劇にして初主演、モヤッとした男子高校生をリアルに演じてくださいました。的場浩司さんは、ダメなオジサンを愛嬌たっぷりに。筒井真理子さんは、お節介な隣人をふんわりコミカルに。藤嶋花音さんはエモーショナルに、柳明日菜さんは朗らかに、大迫一吹さんは真っ直ぐに、翔さんは爽やかに、うどん部メンバーを演じてくださいました。また撮影にあたっては、ひばりが丘高校うどん部や、うどん店蔵ノ介さん、山梨の方々などに、大変なご協力をいただきました。 タイトルは「メンドウな人々」ですが、全員が「素晴らしい人々」でした。 皆様のご尽力に感謝しつつ、うどんのように後味ホッコリの青春映画に仕上げてまいります。どうぞよろしくお願い致します。 |
「ぼくらのレシピ図鑑」とは
地域の「食」や「高校生」とコラボした美味しい青春映画制作プロジェクト。
従来の商業映画の作り方と違い、地域が主体です。地元の高校生ら市民と演技や脚本のワークショップを通し、制作スタッフと市民が同じ時間を共有しながら、シナリオ作りやロケハン、美術の準備、地元料理の開発、キャストオーディションなどを行います。
http://bokureci.eiga24ku.jp/
第1弾は2018年・兵庫県加古川市との「36.8℃ サンジュウロクドハチブ」監督・脚本 安田真奈
第2弾は2020年・福岡県田川市との「夏、至るころ」監督 池田エライザ 脚本 下田悠子