西沢渓谷

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新緑美しい季節、本格的な山岳シーズンの幕開けとなりました。
西沢渓谷では、シーズン中の無事故を願い、
毎年4月29日(昭和の日)に山開きのセレモニーが行われます。


西沢渓谷は、笛吹川の上流、山梨市(旧三富村)にあり、秩父多摩甲斐国立公園の一部を構成している国内屈指の渓谷美を誇る景勝地です。
環境省が選出した「平成の名水百選」など数々の名誉ある百選に選ばれています。

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巨大な花崗岩(かこうがん)を清流が侵食してできた自然の渓谷は、
三重(みえ)の滝、竜神(りゅうじん)の滝、恋糸(こいと)の滝などを作っており、
shine神秘的な魅力に満ちあふれています。

渓谷には、一周およそ10キロメートルのfootハイキングコースが設けられており、
渓谷ならではの四季の変化を楽しむことができます。

5月にはcrown花の女王と呼ばれるシャクナゲが林道に咲き誇ります。

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ハイキングコースの散策道の中に、レールが敷かれているところがあります。
このレールは、昭和4年に設置され、旧三富村の主要産業である林業の木材や木炭を運び出すことに利用されてきました。

しかし、木炭などの価格が暴落すると、今度はその販売不振による所得の不足分を観光産業で補おうと、昭和37年に西沢渓谷の開発が始まりました。
大型の機械が入らない渓谷内の作業はすべてpaper人の力によるもので完成までには大変な苦労がありました。

この開発計画に貢献したのが「岡部重雄(おかべしげお)」氏を代表とする「一日会」という無尽の仲間たちです。山梨県の特徴的な「無尽」の力が、日本有数の観光地を作ってきたのですねconfident

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さて、西沢渓谷の山開きとともに、ゴールデンウィークに入ります。
自然の宝庫であるこの渓谷を訪れてみてはいかがかですかhappy01

しかし、遊歩道は整備されていますが、渓谷であるが故に危険もあるので充分に注意しながら自然を楽しんで下さい。

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さらに、本県には、富士山、南アルプス、八ヶ岳など、魅力あふれる山々が連なっていますが、春山シーズンには、雪崩や落石など、多くの危険が待ち受けています。

また5月の低気圧はメイストーム(5月の嵐)と呼ばれ、山岳地帯でも大荒れの天気になります。
気象情報に細心の注意を払い、悪天候の場合は、撤退する勇気を持って臨みましょう。



最後に、山梨県からのお知らせです。

現在、県では「やまなし節電県民運動」を展開しています。

東日本大震災の影響で、電力供給不足が生じています。
夏場は電力需要がピークになり、より深刻な電力不足が予想されます。
県民の皆様の、節電に対する一層のご理解とご協力をお願いします。

県民一丸となって、この危機を乗り越えましょう!

詳しくは、山梨県ホームページをご覧ください。

山梨県のホームページはこちらです。



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「やまなしINDEX」を放送後にホームページでもお聞きいただけます。
是非お楽しみ下さい!

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