新名庄川

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桂川の支流、富士山の湧水を水源とする、新名庄川
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新名庄川の親水域


日本の原風景を思わせるような情緒的な川は、camera写真の撮影スポットとしても有名で、
cherryblossom桜の季節になると多くのカメラマンが訪れます。

忍野村と山中湖村を流れる新名庄川は、2007年に国土交通省が行った
「魅力ある関東のいい川づくり」コンテストで、twoに選出されたんですhappy01

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新名庄川の橋



河川の整備は、私たちが安心して生活していくために必要不可欠なもの。
最近では、環境や地域の歴史文化に配慮した川づくりが盛んに行われています。

新名庄川は、昔ながらの景観を損なわないよう、ブロックなどを使わず、「木の杭」で川岸の侵食を防ぐ工事をしたんです。水源が富士山からの伏流水で、水量の変化が少ないこともあって、この方法が取り入れられました。

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新名庄川の木杭護岸


また水温や水量が一定で、穏やかな流れから新名庄川は、貴重な動・植物の宝庫にもなっています。ここには「準絶滅危惧種」に指定されている単子葉植物の「ミクリ」が絶滅の危機から守られています。
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ミクリ


高度成長期、河川整備というと、安全のみが重視されてきました。
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 昔の護岸工事

20年ほど前から、環境意識の高まりを受け、自然と調和した川づくりが全国的に推進されてきました。
しかし、当時は、いくつかのモデルに当てはめた整備が進められたため、問題点が浮上。
その後、新名庄川のような、その土地の歴史や文化を尊重した川づくりをしようという動きが活発になり、2006年、それらを考慮した「多自然川づくり」が始まっていきました。

そう考えると、新名庄川は、「多自然川づくり」の先駆けとも言えますよねwink

私たちが安全・安心な生活をするということと、自然環境を守ることは、両立できるんですね。
山梨県では、単に型を真似るのではなく、一つ一つの川をよく観察して、その地域の歴史・文化に合った整備を進めています。

このような川が、もっともっとup増えていくといいですねhappy01
 



最後に、山梨県からのお知らせです。

県では「やまなし節電県民運動」を展開しています。
県民の皆様には、一層のご理解とご協力をお願いします。
詳しくは、山梨県ホームページをご覧ください。
県民一丸となって頑張りましょう!


山梨県のホームページはこちらです。



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「やまなしINDEX」を放送後にホームページでもお聞きいただけます。
是非お楽しみ下さい!

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