水源の森百選

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周囲を日本一の山、富士山や、八ヶ岳、南アルプスといった名峰に囲まれ、県土の78%を森林が占める“山梨県“は「水と緑の宝庫」ですね。

森林は、清らかな水を育み、大雨や台風といった様々な災害から生命・財産を守り、
さらに、わたしたちを癒し快適な気持ちにさせてくれる働きがあります。


そんな、私たちに必要不可欠な森林の役割を紹介し、理解を深めることを目的に、
林野庁で、平成7年に「水源の森百選」を制定しました。

甲府市民への大切な水源林となっている
『御岳昇仙峡(みたけしょうせんきょう)水源の森』や、

名産ぶどうやももなどの果樹地帯への灌漑用水ともなっている『笛吹川水源の森』

県東部地域の飲料水や、相模湖の水源になっている『小金沢(こがねざわ)水源の森』が指定されているほか、

東京都や横浜市の水源にもなっている『東京水道水源林』
『横浜市有道志水源かん養林』
にも、山梨県の森林が指定されています。

これらの水源の森は、いずれも地域住民の手によって、昔から水を得るために森林を守り、育て、維持されてきました。


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「大菩薩嶺と小金沢山」小金沢水源の森は大月市の北端、相模川の源流にあり、県東部地域の飲料水や、神奈川県の水がめである相模湖の水源になっています。


自然に関する百選って多いですね~!
他にも、名水百選、21世紀に残したい日本の自然100選などで山梨県が指定されています。今度調べてみてはいかがでしょうか?
本当に自然に恵まれた場所なんですね~



しかし、いま、森林を取り巻く環境は変化しています。

県内には、水源の森百選に指定された場所の他にも多くの森林があり、そこから多くの
恩恵を受けていますが、安価な輸入材の増加による国産財価格の低迷や、山村地域の
過疎化、高齢化により荒廃林が増加しています。

また生活様式や農業形態の変化に伴って、身近な里山林が荒廃し、野生鳥獣による
農作物への被害が増えています。
特に、民有林のうち一部の人工林では荒廃が進行し、整備が必要とされています。


そこで、県では、今年4月から「森林環境税」を導入していくことにしました。

すべての森林を所有者のみで維持・管理していくことが難しくなってきていること、整備には多額の費用が、また、持続的かつ安定的な財源の確保が必要なためです。

森林環境税は、多様な公益的機能の維持・増進を図る森づくり、木材・木質バイオマスの利用促進、社会全体で支える仕組みという、本県が目指す森づくりの基本施策に沿って
活用されます。

長い年月をかけて育まれてきた恵み豊かな森林を県民みんな守って行くため、森林環境税へのご理解とご協力をお願いします。
詳しくは、県森林環境総務課へお問い合わせいただくか、ホームページをご覧ください。

ホームページはこちらです。


さて現在、県では、この森林環境税への理解を深めてもらうため、男の子と女の子とが森の妖精に扮したtvテレビCMを放送しています。
ご覧になられましたか?


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「やまなしINDEX」を放送後にホームページでもお聞きいただけます。
是非お楽しみ下さい!