みみ

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山梨のみみといえば、県の南部・峡南地域に伝わる伝統料理のこと。

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「みみ」は、小麦粉をこねて伸ばし、ひとくち大にした正方形の麺生地を、
2つに折って三角形にし、たくさんの野菜とダシの利いた味噌仕立てで煮たもの。


野菜はゴボウ・サトイモ・カボチャ・ニンジン・ダイコンなどの季節の野菜が多く使われます。

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呼び名の由来は、

人の耳に似ている、

農機具の箕(み)の形に似ている

など諸説ありますが、
富士川町(旧・鰍沢町の山間部の十谷地域)には、こんな言い伝えがあります。

昔、源氏の武将が隣村との境界争いのとき、神様に「ぜひ勝たせてほしい」と願掛けをしました。
勝ったときには縁起物の「福箕(ふくみ)」を奉納すると約束し、見事勝利。
村人は神様に「福箕」を奉納したというもの。


祝いの食事として、この十谷地域では毎年、正月元旦の朝食に「みみ」を家族みんなで食べる習慣が残っているんですよ。



さて、「みみ」を気軽に味わいたい、体験したいという人にお勧めなのが、
富士川町にある「ふるさと体験教室『つくたべかん』」

つくって、たべて、かんじてほしいという想いからこの名前が付けられました。
ここでは、「みみ」を始め、そばや味噌作りの体験ができるんです。

体験しなくても、つくたべかんお食事処で「みみ御膳」を味わうことができますよ。

つくたべかんのホームページはこちらです!
 

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ちなみに、お家で作りたいという方は、社団法人山梨県栄養士会ホームページ内の
「山梨の郷土食」に「みみ」のレシピが掲載されているので、チェックしてみてください。

ホームページはこちらです!


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つくたべかんは、rvcar週末のドライブコースとしてもおススメですwink

地域の特産品の販売のほか、近くには南アルプスから湧き出た渓流が作り出す数々の
滝や吊り橋、大柳川渓谷を散策する遊歩道があります。
春は山菜採り、夏は渓流釣り、秋は紅葉狩り、冬は湯治と、四季折々の自然を楽しむことができます。

3月下旬には、cherryblossom富士川町「大法師公園の桜祭り」が開かれます。
祭りでは、「みみ」が観光客に振る舞われるそうですよhappy01


富士川町・十谷(じっこく)地域に古くから伝わる郷土料理「みみ」。
ふるさとの味が、地域の伝統に深みを持たせ、いまも人々の生活の中に息づいています。


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「やまなしINDEX」を放送後にホームページでもお聞きいただけます。
是非お楽しみ下さい!