2012年9月アーカイブ

今週のインデックスは・・・覚円峰 


日本一美しい渓谷と言われているmaple紅葉の名所「昇仙峡」

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白い大きな岩壁が真っ直ぐそびえ立ち、昇仙峡関連の観光ガイドブックに登場する有名な場所です。

昇仙峡を象徴する白い大きな岩壁「覚円峰」と呼ばれています。

高さは180m。花崗岩が侵食されて作られました。

覚円峰と呼ばれる由来は、僧侶覚円が修行したと言われていることから来ています。

紅葉シーズンは、カエデやウルシなど、標高差があるので1カ月以上もの間紅葉が楽しめることも魅力です。


最近では温泉が湧いたことで話題になりました。
足湯や入浴設備もこれから整備される予定とのことで、今後の新しい取り組みにが楽しみですねhappy01



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昇仙峡は10月下旬~11月中旬には紅葉が見ごろを迎えます。

ロープウェイやトテ馬車もあり、ゆったりといろんな角度から紅葉を楽しむことができますよ。
渓流と紅葉のコントラストもまた格別です。

甲府市街地から車で30分、紅葉狩りにお出かけして見てはいかがでしょうかhappy01


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今週のインデックスは…甲州葡萄 


maple実りの秋、これからたくさんの食べ物が旬を迎えます。
山梨の秋の味覚の代表と言えばやっぱり葡萄ですよね!

代表的な巨峰、ピオーネ、甲斐路、ロザリオビアンコをはじめ、いろんな種類の葡萄が店先に並び、この時季、観光に訪れる人達を楽しませています。

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そんな数ある品種の中でも、山梨の葡萄の原点といえるのが「甲州葡萄」です。

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1300年の歴史を持つ日本最古の品種と言われています。
これから最盛期を迎え、10月中旬まで収穫できます。


甲州葡萄はヨーロッパに起源があると言われていて、シルクロードを渡って中国、日本へ伝わりました。

持ち込まれた時期については代表的なtwoつの説があります。

1つは、718年、現在の甲州市勝沼町にある大善寺の僧侶・行基(ぎょうき)が葡萄栽培を始めたという説。

もう1つは1186年に同じく勝沼に住んでいた雨宮勘解由(あめみやかげゆ)が甲州葡萄を発見したという説です。

そして、葡萄栽培が定着した理由は、葡萄の栽培に適した環境があったというのはもちろんですが、なんといってもぶどう棚を開発したことです。
畑一面に広がる「ぶどう棚」は山梨で開発されて全国に広まりました。

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そんな栽培の工夫もあって、山梨は江戸時代にはすでにfuji日本一の産地として知られていたんですよhappy01


また甲州葡萄は食用だけでなく、「甲州」と呼ばれるwineワインの醸造用としても注目されています。
山梨県産のワインは国内の約3割を占めていて、現在約80社のワイナリーが生産しています。



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中でも甲州葡萄から造られるワイン「甲州」はなんと言っても和食によく合うんですhappy02

一般的にワインはその国の食事に合うように造られます。
日本のオリジナル品種で造られた甲州ワインは、醤油や味噌、お酢との相性が抜群で、海の幸と合わせても楽しめます。

最近では、海外での和食ブームもあって、甲州ワインの世界市場へのチャレンジも始まっています。
ワインの本場フランスの権威あるコンクールでshine金賞を受賞するなど、高い評価も得られるようになっているんですよ。

「甲州」の名が世界に広まるなんて、ロマンがありますねsign01


甲州葡萄は、これからが旬。食べてよし、飲んでよし、鮮やかな色合いも楽しめます。
山梨の風土が育んできた葡萄、みなさんも改めて味わってみてください。


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今週のインデックスは・・・こしべんと


riceball実りの秋、稲刈りも始まり、いよいよ収穫期を迎えます。

県内各地で採れる特産品を頂くのは、とても楽しみなことですが、この秋、私が注目しているのが、「こしべんと」

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「こしべんと」とは、
峡南地域で収穫された四季折々の食材を使ったお弁当の名称です。


見た目・味わいともに地域に誇れる逸品を作ろうということで、最近人気が高まってきているんですwink

確かに峡南地域には、大塚にんじん曙大豆湯葉茜ますなど、いろんな食材が豊富にありますもんね。


「こしべんと」という名称は、腰に弁当を下げることを意味する「腰弁当」が元になっています。

昔、農作業や山仕事などへ行く時に、腰にお弁当をくくり付けて出かけていたことから、そう呼ばれていました。
昔は当然ながら、お弁当の中身はその土地で獲れた食材を使って作られていました。

その精神を受け継ぎ、県や地元が一緒に進めているのが
「こしべんと」開発・普及プロジェクトです。

現在この名称を使って、峡南地域の8店がお弁当を提供しています。
「こしべんと」は地元の食材を10品目以上使う、お品書きをつけるなど、基準があって、「こしべんと」の名称を用いて販売するには審査をパスしなければなりません。

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「こしべんと」を提供している8店舗は、お寿司屋さん、鰻料理屋さん、居酒屋さんなど
バラエティーに富んでいて、それぞれのお店の特徴を活かしながら、工夫を凝らし美味しい「こしべんと」作りに励んでいます。

収穫の秋を迎えるこれからの時季、お弁当の中身が楽しみですねconfident

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「こしべんと」という名前については現在商標登録の申請中ということで、今後定期的に審査会を開き、販売できるお店も順次と増やしていきたいということです。

峡南地域では中部横断道の建設が着々と進んでいます。
旅行者のみなさんが峡南地域を訪れた時に、地元の魅力がいっぱい詰まったお弁当を提供できたら素敵ですね~lovely

昔は当然のことだった地産地消を、改めて見つめ直す「こしべんと」。

そして何より、地元の生産者や料理店など皆さんが一つになって、
それぞれの特産品を「こしべんと」に込め、地域で盛り上げていくという地域活性化の新しい形。

私も応援していきたいと思いますhappy01

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「こしべんと」について詳しくは、山梨県企画課
または、NPO法人富士川・夢・未来(電話0556-20-1234)まで、お問い合せください。



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今週のインデックスは・・・円野かかし祭り 



沿道のススキがそよそよと棚引き、秋の訪れを感じさせてくれますね~confident

収穫の時期を間もなく迎える田畑に目を向けると、あちらこちらで案山子(かかし)を目にすることができます。


韮崎市円野町では、この案山子を使ってユニークなお祭りを開催しています。
その名も「円野かかし祭り」

このお祭りは、1994年に地域活性化を目的に「平成かかしカーニバル」という名前で始まりました。
3年前に「円野かかし祭り」と改め、展示が中心のお祭りとなっています。

のどかな田園風景の中、今年は27タイトル・97体の案山子が展示されています。

毎年、世相を反映させたかかしが登場し、話題を集めているんですよ。

例えば、今年は直木賞を受賞した笛吹市出身の作家・辻村深月さんや競泳で3つのメダリストに輝いた山梨学院大学の鈴木聡美選手など。
どんな姿に仕上がっているのか一度見てみたいですよねhappy01

展示は9日まで行われていて、最終日には「かかし大賞」ほか、各賞の表彰式が行われます。


ところで、通常は人に見立てた形をしている案山子ですが、昔は髪の毛や魚の頭などを焼き、串に刺して田畑に立てたものでした。

その悪い臭いで鳥や獣を追い払っていたことから、これを「嗅(か)がし」と呼び、これが「案山子」の名前の由来となりました。


また案山子は、田んぼの神様が案山子に乗り移り、鳥獣などの悪霊を払うとも考えられていました。

農作物は農家の生活の糧で、農家の生活守る役割を与えられた案山子は重要な存在でした。
古事記のなかでは案山子は「久延毘古(くえびこ)」という農業を司る神様とも考えられていたんですよ。


役割を終えた案山子は「案山子上げ」と呼ばれる行事で一年の労を感謝して神様として見送られます。
長野県や山梨県の一部の地域では、いまでもこの風習が残っているそうです。案山子は動物を傷つけたり、命を奪ったりすることなく農作物を守る農家の知恵だったんですね。


さて、今月20日~26日は「動物愛護週間」です。

山梨県では毎年イベントを開催し、動物愛護や命の大切さについて理解を深めてもらう取り組みを実施しています。
今年は「ともに生きる」をテーマに9月23日(日)の午前10時~午後3時まで、アイメッセ山梨でイベントが開かれます。


案山子で野鳥などを追い払うことからも分かるように、私たちの先祖は野生動物と共に生きる方法を昔から探ってきたんですね。
その志を私たちも大切にしていきたいですねconfident


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