大黒天祭り

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大黒天祭りは
甲州市にある放光寺で、家内安全、無病息災を祈って行われる春の行事です。


放光寺は今から800年以上前の1184年に創立された真言宗のお寺。

本尊の大日如来、不動明王像、金剛力士立像、
そして、日本最古と言われる天弓愛染明王像の4体の仏像を有しています。

そのどれもが国の重要文化財に指定されているんです。

このうち、愛染明王は縁結びの仏様として知られていて、男女の縁はもちろん、
仕事との縁、学校との縁など、あらゆる縁が結ばれるご利益があると言われています。


そして、放光寺では開山当初から大黒信仰も熱心に行われてきました。

大黒様といえば、左肩に大きな袋、右手には打出の小槌を持ち、
袋や小槌からたくさんの御利益をもたらしていただけるありがたい仏様。

開運の仏様である大黒様にあやかって、毎年4月29日に行われるお祭り 
が大黒天祭りなのです。


お祭り当日は、1000年の歴史があるといわれる柴燈護摩(さいとうごま) 
と言われる護摩行が行われます。

四方を竹で囲った結界を作り、その中に護摩木やヒノキの枝などを積み上げ、
護摩の火によって煩悩や身に降りかかる様々な悪いこと、
さまたげを焼き尽くし、家内安全、無病息災、諸願成就を祈ります。

その後、柴燈護摩の残り火により火渡り修行が行なわれ、
一般の方も自由に参加することができます。

毎年500人もの人が開運を願って参加するそうです。
一般の方には、安全を考慮し灰を両側に分けて中央に道を作ってもらえるそうですので安心です。


また、放光寺は別名「花の寺」と言われるほど、四季折々の花が咲き乱れるお寺です。

これからの季節は、牡丹やあじさいなどが出迎えてくれます。
さらに、事前に予約すれば季節の精進料理も味わうことができます。

本格的な春の訪れとともに、ぜひお出かけになってはいかがでしょうかhappy01


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「やまなしINDEX」を放送後にホームページでもお聞きいただけます。

是非お楽しみ下さい!