長潭橋(ながとろばし)

今週のインデックスは…長潭橋


国の特別名勝に指定されている御岳昇仙峡、紅葉の名所として多くの県民に親しまれています。
その昇仙峡の玄関口にあるのが長潭橋です。

この長潭橋 県内に現存する最古のコンクリートアーチ道路橋であることを、
みなさん御存知でしたか?
昇仙峡のシンボル的な役割も果たしていますが、実は重要な土木遺産でもあります。


県内には戦前に完成したコンクリートアーチ道路橋が三つありますが、そのうち長潭橋は
最も古く1925年(大正14年)10月に竣工し、12月に開通しました。

県庁別館や甲府法人会館などとともに山梨県の近代化遺産として報告されています。

さらに平成24年度には、歴史的・文化的価値のある近代の土木構造物を顕彰する
公益社団法人土木学会の選奨土木遺産にも認定されました。


紅葉が有名な昇仙峡ですが、新緑と渓谷内にところどころ見られる大小奇抜な岩々、
この時期は、その白い岩肌と大自然が織りなすコントラストが絶景をつくりだしてくれています。

お天気の良い日には太陽の光がキラキラと新緑を照らし、より一層散策を楽しませてくれます。


長潭橋を出発して、遊歩道を歩き、日本の滝百選にも名を連ねる仙娥滝を目指して
ウォーキングを楽しむのはいかがですか?

途中には、巨大な花崗岩に囲まれた石門や、新緑や紅葉をじっくり眺められる天鼓林があります。

この天鼓林、漢字では天の鼓の林と書くんですが、由来にもなっているとおり、
この場所の地面を踏み鳴らすと地中からポンポンと鼓の音に似た 共鳴音が返ってくるそうです。


四季おりおりの美味しい渓谷と歴史ロマンを感じさせてくれる長潭橋、  
ぜひご家族、お友達で楽しまれてみてはいかがですかhappy01

 
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是非お楽しみ下さい!