2013年9月アーカイブ

今週のインデックスは…防災新館


さて今日はスタジオを飛び出しまして、いよいよ9月28日(土)にオープンする「防災新館」にやってきました。場所は県庁の南側になります。外壁は茶色を基調としていまして、お隣の県庁と風合いが似ていて、統一感があります。
 
今日のインデックスでは防災新館がどういった施設なのかご紹介したいと思います。 
 
山梨県総務部次長 望月洋一さんにお話を伺います。


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防災新館の特徴について教えてください。
 
地下2F地上9F、屋上ヘリポートを備えた免震構造の建物です。この建物は防災新館という名の通り、県庁の災害対策の関連部署や、警察本部などが配置されており、大規模災害発生時には、県民の生命と財産を守る防災拠点としての役割を果たすことになります。
 
また、もう1つの役割りとして中心市街地の活気や、賑わいを創出することが期待されています。防災新館の1Fは「やまなしプラザ」と名付けられており、県民の皆様がイベントの開催などに利用できるスペースや商業施設が整備されています。
 
「やまなしプラザ」には色々なスペースがありますが、カフェもあるんですね?
 
オープンカフェがあり、周りがガラス張りで、椅子はアメリカの有名家具メーカー「ハーマンミラー」のものが使われており、開放的でモダンな雰囲気になっております。ここでは東京・銀座の人気洋菓子店「ブール・ミッシュ」とコラボした、県産フルーツのオリジナル・スイートやジェラートを味わうことが出来ます。魅力ある県産品の販売コーナー「まるごと山梨館」が併設されています。
 
また、オープンスクエアーもあります。イベント開催など、様々な団体が多目的に利用出来るスペースです。最大で約300㎡あり、椅子を並べますと200人程度の収容人数となります。オープンスクエアーには150インチの大型スクリーンが備えられており、色々な場面で活用できる他、南面はガラス張りとなっていて、道路から中の様子が見ることが出来ます。
 
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多くの皆さんにこの防災新館を利用してもらいたいですね。
 
 
9月28日(土)は、盛りだくさんのイベントが行われます。

午後1時頃に酒樽の鏡開きのセレモニー、その後には「ブール・ミッシュ」のオリジナル・スイーツの試食会、さらにヴァンフォーレ甲府vs清水エスパルスの富士山ダービーのパブリック・ビューイングも行われるそうです。また、富士の国やまなし国民文化祭の「まちなかステージ」が賑やかに行われます。

29日(日)にはジュエリーミュージアムの開館記念で、ジュエリーファッションショーや、宝石研磨の無料体験コーナーも楽しめるとのこです。
 

是非皆さん、やまなしプラザにお越しください。



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今週のインデックスは…山県大弐


「学問の神様」と呼ばれた江戸時代の学者、山県大弐。
実は・・・甲斐市旧竜王町の出身です。ご存知でしたか?

山県大弐は、享保10年(1725年)篠原村(現甲斐市篠原)に生まれました。幼い頃から勉学に励み、性格は真面目であったといわれています。27才のとき、江戸へ出て医者をしながら人々に学問を教えはじめました。多くの生徒に医学・儒学・兵学などを教えていたそうです。

その後、江戸幕府が尊皇攘夷運動を弾圧した明和事件で山県大弐は処刑されてしまいますが、明治時代になると、生きていたときの功績が称えられ正四位(しょうしい)という位が贈られました。また、大正時代には山県大弐を祭神とした山県神社が創立されました。

山県大弐の代表著書である「柳子新論(りゅうししんろん)」など大弐の思想は、時の常識や風潮に影響されず、政治や学問など物の本質を見極めて、大事な事をしっかりと考えていき、そして実践していくものもあり、明治維新の立役者に大きな影響を与えました。このことからも山県大弐がいかに素晴らしい人物であったことがうかがえます。

この夏には、地元甲斐市のJR竜王駅前に、山県大弐のブロンズ像がお目見えしました。学業成就のご利益にあずかれるようにと、大弐の著書「柳子新論」などをかたどった「さすり石」も設置され、自由に触ることができます。これからの受験シーズンに向け、受験生に大きな力を与えてくれることでしょう。


さて山県大弐の遺徳をしのんで建てられた、甲斐市の旧竜王町の山県神社では、毎年9月23日に学問祭りが行なわれています。御霊を移し入れた2台のみこしが本殿を出発し、威勢の良いかけ声とともに参道を練り歩きます。みこしの上からは、学問成就の福餅がまかれるそうです。

ぜひみなさん今年は、お祭り見物されてみてはいかがでしょうか。


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今週のインデックスは…子抱き富士


世界遺産となった富士山。この日本一の山は、見る時間や方角などによって様々な名前が付いています。例えば「ダイヤモンド富士」や「紅富士」がそうです。そして今回ご紹介するのが「子抱き富士」。何ともユニークなネーミングです。

富士北麓、精進湖畔の他手合浜(たてごうはま)から富士山を眺めた時に、大きな富士山の手前に小さな山が重なって見えます。まるで富士山が子どもを抱いているように見えることから「子抱き富士」と名付けられたのです。

子供のように見える山の名は、大室山(おおむろやま)。日本一の高さを持つ富士山との比較では非常に小さく見えますが、雲仙岳や榛名山とほぼ同じで1,468mもあり、決して子どものように低い山ではないのです。 


さて子抱き富士を眺められる精進湖周辺には、古くからの歴史を感じさせてくれるスポットがあります。そのひとつが精進湖諏訪神社です。

甲府と東海道を結ぶ中道往還から駿河への国境鎮守の神として歴代国主から手厚く保護されていました。境内には高さは40m以上、幹は10mを超える「精進の大杉」と言われる巨木があり、国の天然記念物に指定されています。樹齢はなんと1200年。

そして、精進湖諏訪神社には、もう一つ見所があります。実は、天井に百人一首が描かれているんです。様々な人物が一首ごとに描かれていて、それだけでも見応え十分です。


また、精進湖周辺には、かつての宿場町として栄えた歴史を今に伝える古民家が残っています。現在は地域活性化を目的に、一般の方が田舎暮らしを体験できる施設として貸出されています。土間や囲炉裏がある生活を体験しながら富士山を眺めるのも、楽しい思い出になります。


子抱き富士をはじめ、富士山は周囲の景観とも相まって様々な表情を見せてくれます。

富士山の周辺には、たくさんの貴重な自然や歴史が埋もれていますので、皆さんもまだ知らない富士山の風景や、周辺のスポットを訪れてみてはいかがでしょうかconfident


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今週のインデックスは…七里岩


韮崎市から県境の北杜市白州町付近まで、釜無川の左岸に沿って、高さが40mから150mにも達する切り立った崖が延々と続いています。

七里岩は、大昔に八ヶ岳の噴火や地震によって岩屑流が甲府盆地まで流れ出た後、西側の釜無川と、東側の塩川の流れに削り取られて、できた台地です。台地の形は舌状で、「韮」の葉に似ているので、その先端部のある地域を「韮崎」として、韮崎市の地名発祥のひとつになったとされています。

南北の長さが30km、およそ7里にも及ぶので、七里岩という名称がつけられました。よく「七里ヶ岩(しちりがいわ)」とも呼ばれていますが、正しくは「しちりいわ」なんだそうです。


台地の北部には、長野県富士見町の井戸尻遺跡、山梨県北杜市の金生遺跡、長坂遺跡、韮崎市の坂井遺跡など縄文時代の遺跡も分布し、古代より人々が生活していたことが分かります。

そして中世の城郭や砦も多く、台地の残丘を利用した新府城など、武田氏の構築した城塞が存在しています。他にも能見城(のうけんじょう)や谷戸城などもあり、甲斐源氏の初期の活動舞台でした。


さて、七里岩を侵食した釜無川と塩川沿いには、それぞれの川に平行して甲州街道佐久甲州往還が走っていました。この道は、今の国道20号と国道141号に相当しますが、古くは、逸見路(へみじ)や信州往還(甲州街道原路)、信玄の棒道といった交通路が存在し、甲府から信州を結んだ重要な道でありました。

現在は、七里岩の中央部の南端から北に向かって「七里岩ライン」が伸びています。この道を韮崎から小淵沢に進むと、左手に見える甲斐駒ケ岳や、長坂付近で眼前に迫る八ヶ岳が四季折々に美しい景色を演出します。

ドライブにお出かけの際には「七里岩」の魅力を楽しまれてみてはいかがでしょうかconfident


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