2013年10月アーカイブ

今週のインデックスは…マスカット・ベーリーA


マスカット・ベーリーAは、山梨県民にはとても馴染の深いブドウです。ちょうど今が収穫のピークを迎える時期で、山梨県で全国生産量の1/4が生産されています。そして、山梨県内ではマスカット・ベーリーAを使った赤ワインが720mlのフルボトルで年間およそ75万本生産されています。

この品種を最初に育成したのは新潟県上越市出身で、日本のワイン作りの先駆者と言われる川上善兵衛(かわかみぜんべい)という方。山梨をはじめとする各地のぶどう園を視察して、栽培技術や醸造技術を学んだそうです。そして醸造用ブドウの品種改良にも力を注いで、アメリカ系の「ベリー」とヨーロッパ系の「マスカット・ハンブルグ」を交配してマスカットベーリーAを誕生させたのです。


そんなマスカット・ベーリーAですが、今年7月には、日本固有の醸造用ブドウ品種として「甲州種」に続いて「葡萄・ワイン国際機構」に品種登録されました。その時に「マスカット・ベーリーA」の名で登録されたので、今後のワインの呼び名は「マスカット・ベーリーA」に統一されるそうです。現在「マスカット・ベリーA」という表記がラベルに使われているワインも、在庫がなくなり次第「マスカット・べーリーA」に統一されます。


さらに同じく7月には、世界貿易機関の協定により、フランス・ボルドーなどと並び、「山梨」という地名が国内初となる産地指定を受けました。県産ワインを海外輸出する際に、今まで「JAPAN」としか表示できなかったものを今後は「YAMANASHI」と表示する事が可能になります。これは県産ワインの認知度アップにもなりますし、ブドウ栽培やワイン醸造の活性化にもつながります。


今後、「山梨」というブランドの国際的評価がますます高まっていきそうです。ぜひ私たちもブドウやワインを率先してPRしていきたいですねconfident


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今週のインデックスは…レインボーレッド


さて今日はスタジオを飛び出しまして、市川三郷町のJA西八代・大塚共選所にやってきました。建物の中ではキウイを選別中。このキウイ、ただのキウイではありません。レインボーレッドという品種なのです。

レインボーレッドは、新種のキウイフルーツで、全国でも数か所しか栽培されていない珍しいキウイフルーツです。

今日はJA西八代のキウイ部会長・塩島さんにお話を伺います。

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レインボーレッドの特徴を教えていただけますか?


一番の特徴は、表面に毛が無くツルツルしていることです。切りますと、切り口が赤く放射状になっていまして、そのためレインボーレッドと名付けられたと思います。レインボーレッドは糖度が18度と大変高く、甘くて喜ばれるようです。

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切ったものを見てみますと…確かに、中心の種の回りの部分が鮮やかな赤なんです!いつも見るグリーンがその周りを覆っています。見た目にもとても美しいフルーツです。

実際に食べて見ると…甘いです!
 

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ご自身で食べた感想は?


今年の出来は干ばつで小玉傾向ですが、味は大変糖度も上がりましたし、良い商品が出たと思います。


今後の目標は?


これからは産地としてレインボーレッドを増やして、皆さんに喜ばれる栽培を皆でやっていきたいと思っています。

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塩島さん、ありがとうございました。

このレインボーレッド、興味がある、食べて見たいという方は、
JA西八代・指導販売課 電話055-230-3056 までお問い合わせください。


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今週のインデックスは…あけの金時


国内有数の日照時間を誇る地域、北杜市明野町。
そんな明野町で収穫されるサツマイモが「あけの金時」です。

通称「金時芋」と呼ばれる品種の中から、日照時間が年間2,600時間を超える「明野」の土地に合う品種を選別して、苗づくりから始めました。太陽の恵みを土の中でゆっくりと糖分に変えて、しっかり甘みを蓄えたサツマイモが「あけの金時」なんです。

たくさんの栄養をバランスよく含んでいるサツマイモですが、この「あけの金時」も優れた特徴がたくさんあります。

大きさは、小ぶりですが鮮やかな色と強い甘さを持っています。スジが少ないため捨てるところがなく、先端から全て食べることができるんです。そのまま焼きいもとして食べてもおいしいですし、加工品にも適しています。有名な「鳴門金時」よりも糖度は高いと言われています。

この強い甘さとスジの少なさでスイーツの素材としても重宝されています。今ではスイートポテトパイやおやきの商品なども販売されています。

その他にも地元の酒造メーカーが、日本酒と同じ醸造方法で、原料にあけの金時を使った「芋酒」を醸造しました。「麦や芋などの焼酎のように、日本酒もお米以外の原料を使ったら、新しい味わいになるのではないか」と開発に着手したそうです。県産米におよそ10%のあけの金時を加えて醸造することで、ほのかなサツマイモの香りのする日本酒風味の芋酒が完成したそうです。


ちょうど収穫のピークを迎えている「あけの金時」ですが、ぜひ秋の味覚として一度味わってみてはいかがでしょうか。


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今月のインデックスは、maple山梨の秋の味覚を特集します!


第1弾、今週のインデックスは…甲州天空かぼちゃ


「甲州天空かぼちゃ」ちょっと面白いネーミングですね。なぜ天空なのかと言えば、甲州市の有志が遊休農地のブドウ棚をなんとか利用できないかと考えた末に作られたカボチャだからです。

棚からぶら下げて育てるという、ブドウ王国山梨ならではのアイディアから生まれたカボチャです。今の時期、盛んに収穫が行われています。

「甲州天空かぼちゃ」の特徴ですが、日が満遍なく当たるため一般的なカボチャに比べて糖度が高めです。そして宙に吊して作るために形も良いですし、地面に這わせないため、枝切りなどの作業も簡単なんです。

現在は10軒の農家で生産組合を組織していて、県内のスーパーに卸しています。評判も上々で、店頭に並ぶとすぐに売り切れて、生産が追いつかない状況だそうです。


この「甲州天空かぼちゃ」は、県の「美味しい甲斐開発プロジェクト」で6次産業化が進められています。カボチャと麹で作る「甲州天空かぼちゃの甘酒」や、その甘酒を煮詰めて作る「天空かぼちゃのペースト」も開発しました。ペーストは、牛乳に溶かして飲んだり、スープにしたり、パンに付けたりと、色々な方法で美味しく食べられるそうです。


私も実際に試食してみたいと思います。

天空かぼちゃのペースト、見た目はオレンジ色が鮮やかで、かぼちゃの綺麗な、濃い色が美しいです。

頂いてみますと…自然なかぼちゃの甘さと、麹の風味がふわっと口の中で広がってとっても美味しいです。お砂糖などは加えていないとのことですので、自然の甘さそのまま♪これはたまりません!

食パンにつけて頂くと…これまた、美味しいです!おやつ感覚で食べれるような、スイーツにも良いと思われる逸品です。

無加糖で糖度35度、添加物ゼロなので安心です。これから山梨県の新たなブランドとして期待が持てます。


県内では、持続可能な農業を目指して6次産業化に取り組んだり、若者が希望をもって農業に取り組める試みが増えてきています。

ぜひ山梨県の農業を盛り上げるためにも、私たちもみんなで新たな山梨ブランドの誕生を応援していきたいですね。


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