山梨3号

今週のインデックスは…山梨3号


「山梨3号」聞きなれない言葉ですが、何だと思いますか?
実は山梨県が新たに開発したミニコチョウランの品種名なんです。

山梨県は、生産者の高い技術や栽培に適した自然条件などもあって、品質の高い特色のあるお花が生産されています。特に洋ランは全国7位の出荷額があって、全国でも有数の産地となっています。しかし近年は、需要の減少や市場価格の低迷への対応が求められていました。そんな背景から山梨県では山梨3号をはじめとするミニコチョウランのオリジナル品種を開発しました。

この山梨3号は、明るい赤紫と淡い赤の飽きのこない優しい花の色で、春か秋に2~3㎝の小さな花が20輪ほど次々に咲き、長く楽しむことができます。品種名からもお分かりですが、山梨3号以外にも白地に赤の縁取りのある花の山梨1号、赤紫の花を咲かす山梨2号があります。

ちなみにこの品種名ではちょっと味気ない感じがしませんか?
山梨県花き園芸組合連合会では平成23年、県立農林高校の生徒から3品種の愛称を募集し決定しました。

山梨1号は「ふじ紫(ふじゆかり)」

山梨2号は「ひめか」

山梨3号は「優凪(ゆうなぎ)」

と名付けられました。

その後、県と花き園芸組合連合会では、他のミニコチョウランと差別化を図るため、コンパクトな品種の特徴を活かした仕立て方の検討や、統一感のある商品づくりに必要な出荷鉢やラベル、出荷パッケージを作成するなど積極的な販促活動に取り組みました。

そんな各方面の努力もあり、昨年には「ふじ紫」、そして今年の6月には「優凪」の販売が開始されました。

今回ご紹介したミニコチョウランは、全長30㎝ととってもかわいらしいので置く場所を選ばず、好きなところに飾って楽しめます。お花は、私たちの心を豊かにしてくれます。ぜひ皆さんも思い思いの場所にお花を飾り楽しんでみてはいかがでしょうかconfident


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「やまなしINDEX」を放送後にホームページでもお聞きいただけます。

是非お楽しみ下さい!