荒川ダム

今週のインデックスは…荒川ダム


毎年7月21日から31日は「森と湖に親しむ旬間」です。
これは森林や湖に親しんで、心身をリフレッシュ。さらには、森林やダムの持つ自然豊かな空間や、社会生活に果たしている役割について理解を深めてもらうことが目的です。

そこで、今月のやまなしINDEXは県内のダムを特集します。
第1弾の今回は荒川ダムです。


荒川ダムは甲府市川窪町と高町にかかる多目的ダムです。

かつて荒川は、河川の勾配が急峻なため明治43年の大水害をはじめ、近くは昭和34年の伊勢湾台風、昭和41年の台風26号などにより多大な被害を与えてきました。
そのため山梨県は洪水防御の目的と、甲府市を中心に需要が増していた上水道用水を供給する目的で昭和61年に荒川ダムを建設しました。

堰堤は、周辺の景観に調和するように、石を積み上げるロックフィルダムという型式で造られ、この型式のダムは県内に2つしかありません。
ちなみにダム湖の大きさは東京ドームの9倍。入る水の量は860万m3で、ドラム缶に例えると地球を一回りするほどです。

このようなダムの情報を詳しく知りたい方には、見学がオススメです。
お一人からでも職員がダムの概要や機能について分かりやすく解説します。なんとダムの底に降りていくこともできるのです。これからの夏休みシーズン、子どもの自由研究にも最適ですね。

また、ダムを見学すると「ダムカード」がもらえます。県内6つのダムの「ダムカード」を全て集めると「総合カード」を手に入れることができるのです。
ただし、職員がダム管理業務に当たっている場合がありますので、県のホームページで連絡先を確認のうえ、事前にお問い合わせをお願いします。


ダムは、水害から私たちの生命・財産を守るためだけでなく、生活に欠かせない水の供給や、周辺の森林とともに美しい景観も作り上げています。

荒川ダムの周辺には全国観光地百選・渓谷の部第1位、「平成百景」第2位などに選ばれている御岳昇仙峡をはじめ、数多くの観光スポットもありますので、「森と湖に親しむ旬間」のある今月、是非ご家族・ご友人とダム見学に訪れてみてはいかがでしょうかhappy01


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「やまなしINDEX」を放送後にホームページでもお聞きいただけます。

是非お楽しみ下さい!