2015年7月アーカイブ

今回のインデックスは…椹池



 

7月は県内各地の湖沼を紹介しています。
今回は、韮崎市にある「椹池」です。

韮崎市と南アルプス市との境界にある標高約1,731mの甘利山へ登る途中の標高1,240m地点にある神秘的な雰囲気が漂う楕円形の池。
それが椹池です。

静かな水面には、イモリ、トンボ、ドジョウなど水辺の生き物が見られ、初夏から賑やかなカエルの声が響きわたります。

また、クリ、クロモジ、様々なカエデ、サワギキョウなど甘利山山頂とは一味違う動植物がここには点在し、訪れる人を楽しませてくれます。

そしてこの池にはこんな伝説があるんです。
昔、塩川の藤井平の老婆が、頭に角が生えているのを恥じて家出をしました。
七里岩を横断して、釜無川に渡り、鷹ノ田に隠れ、甘利山に分け入り、さわら池に入水しました。
するとその老婆は大蛇に化け、池の主となったといいます。

ある時、甘利郷の領主の子供たちが、池に引き込まれて行方不明になってしまいました。
腹を立てた領主は、椹の木を切って池を埋めたので大蛇は赤牛に化けて大笹池に身を隠しました。
しかしこの池も追われて能蔵池に逃れたのち、以来その消息を絶ったといいます。

これが甘利山さわら池伝説です。椹の木で埋めたことから椹池と呼ばれるようになったのですね。

今ではこの椹池の周囲を巡るコースが設置され、南甘利山ハイキングコースの起点ともなっています。

ぜひ、お出かけになってみてはいかがでしょうか。

さて、ここで甘利山を舞台に行われるイベントをご紹介します。
8月9日に開催される「戦国ヒルクライムin韮崎・甘利山」です!
ヒルクライムは、山地や丘陵など、自然の地形を活かした登坂コースでタイムを競う自転車競技です。
韮崎・甘利山大会は、最長コース距離11.7㎞、標高差1,146m、平均勾配9.6%を誇り、屈指のコースとの評価を得ているんですよ。

大迫力のヒルクライムを間近で見られるチャンスです。
戦国ヒルクライムin韮崎・甘利山にもご注目下さいね!





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今回のインデックスは…伊奈ケ湖



 

7月は県内各地の湖沼を紹介しています。
きょう私がやってきたのは、南アルプス市上市之瀬にある伊奈ケ湖に来ています。

標高約890mの伊奈ケ湖は、夏場の避暑地として多くの観光客に人気がある場所なんですよね。
今私は湖の目の前に立っているんですが、薄緑色といいますか、エメラルドグリーンの色をしていて、青々としてとてもきれいなんですよね。
そしてここに立っていると土の香り、そして木々のにおいが癒されるんですよね。
湖に近づいて中をのぞいてみますと、黒い魚が泳いでいますね。
なんのお魚でしょうか?釣りをしている方もいます。

加藤:こんにちは。今何をされているんですか。
釣り人:ブラックバスを釣りに。
加藤:きょうの釣果はいかがですか?
釣り人:まだ釣れてないですね、全然。
加藤:水がきれいで、中の魚が見えますよね。
釣り人:今あそこで3匹泳いでいますけど。
加藤:本当だ!ありがとうございます。

続いて南伊奈ヶ湖にやってきました。
ウッドビレッジで餌を購入すると、白鳥や鴨、鯉などに餌やりが出来ます。

さっそく私も(ウッドビレッジの)スタッフの方と一緒に餌やりを体験してみます!!

餌はレタスの葉っぱと、パンの耳、それから市販で売られている餌ですね。
パンの耳あげますよ。はい、どうぞ。これくちばしで噛まれますよ。痛くないけど。

加藤:白鳥ってこんな鳴き声するんですね。
ウッドビレッジのスタッフ:車のエンジンみたいな、のどを鳴らして、ゴゴゴゴゴっていう風な鳴き方しますよ。
加藤:餌の時間になるとみんな集まってきて争奪戦ですね、餌の。
スタッフ:死活問題だからね、鯉も白鳥も鴨も。

そしてこちらには展望台があります! 
見えてきました、すごい!!甲府盆地がきれいに見渡せますね。山と空と町がすごく近いんですよね。空気が本当においしい。夜景もきれいでしょうね。

さてウッドビレッジ伊奈ケ湖では今の時期にオススメなバーベキューが楽しめたり、森林科学館では、櫛形山の豊かな自然を写真や標本、模型で知ることができて、トレッキングや自然観察など、多様な体験イベントも実施しています。

夏休みはご家族で伊奈ケ湖の自然を満喫してみてはいかがでしょうか?





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今回のインデックスは…明見湖



 

7月は県内各地の湖沼を紹介しています。
3回目の今回は、富士吉田市にある「明見湖」です。

富士吉田市小明見にある、湖面面積1万3640平方メートルの湖、「明見湖」。
周囲を里山に囲まれ、湖面に蓮が植生していることから通称「はす池」とも呼ばれ、清流と沼の多種多様な生き物が同居し、多くの水鳥が羽を休める場所です。
湖面いっぱいに約2万株のハスが自生し、見ごろを迎える8月には、湖面から伸びた茎の先に直径20センチ以上の大きなピンク色の花が咲き誇ります。
このハスは本当に大きくて、鮮やかなピンク色が目にまぶしいんですよね。

はす池の名前で親しまれる明見湖は旧名を「阿栖湖」といいます。
古代において、富士山が「アソヤマ」と呼ばれていた時代にアソを見る地・・・アソミ~アスミという地名となったと伝えられています。

富士山信仰とかかわりが深い「富士八湖」の一つに数えられ、近世富士講の開祖長谷川角行の水行地と伝えられています。
また、湖畔には中国・秦の始皇帝の命を受けて不老不死の薬を求め日本に渡り、富士吉田で没したという「徐福」伝説も残ります。

古くから住民に親しまれてきた湖ですが、近年水質悪化などで環境保護を求める声が高まり、市は2000年から湖周辺の整備事業を進め、2007年には市立の明見湖公園が完成しました。
公園は総面積約3.4ヘクタール。「里山」「体験学習」「親水」「ビオトープ」「ひろば」「サンクチュアリ」の6エリアに分けて整備を進めたほか、湖の周囲に遊歩道を設け、自然観察やウォーキング、農作業体験、釣りなど自然との触れ合いに主眼を置いた憩いの場として生まれ変わりました。
公園東側にある「はす池体験工房」は、自然観察会や環境講演会、エコクッキングなど、環境教育・環境学習にご利用いただけます。
利用料金など詳しいことは0555-22-3016 明見湖公園管理者までお問い合わせください。

明見湖でハスを眺めながら、富士講や徐福伝説などに想いを馳せてみてはいかがでしょうか。





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今回のインデックスは…大菩薩湖



 

7月は県内各地の湖沼を紹介しています。
2回目の今日は、甲州市にある「大菩薩湖」です。

「大菩薩湖」は、富士川水系日川に建設された東京電力の発電用ダムである「上日川ダム」のダム湖です。

上日川ダムは、峠を隔てた大月市にある葛野川発電所の上部ダムとして造られました。

高さ87メートルのロックフィルダムで日本国内のダムとしては3番目に高い標高にあります。

そして下部ダムである葛野川ダムとの間で水を往来させて、最大80万キロワットを発電します。

この上日川ダム・大菩薩湖を中心としてカラマツの人工林、ウラジロモミ、コメツガ、ダケカンバ、ブナなどの天然林が広がる大菩薩の森があります。
この森は甲州市の東部に位置し、日川の源流部に広がる県有林です。

「大菩薩」という名前の由来は、甲斐源氏の祖とされる新羅三郎義光が、奥州遠征のおりに「南無八幡大菩薩」を唱えたことから、その名が付いたと伝えられています。

大菩薩の森には大菩薩自然観察歩道が設けられています。
障害者の方でも利用可能な施設として、ユニバーサルデザインの思想に基づいた設計で、長さは約1㎞、幅は1.8mあります。
ベビーカーでのご利用も可能で、子どもからお年寄りまでご家族そろって森林観察、森林浴ができるのも特徴です。
始点から15分程の終点は展望台になっていて、南面に富士山と大菩薩湖、北面に日本百名山の一つ、大菩薩嶺を望むことができます。
また大菩薩嶺周辺は、日帰り可能な緩い勾配の登山道があることから、家族連れや高齢者も利用できるハイキングコースとして大勢の登山者でにぎわっています。
それに合わせて「大菩薩湖」にも年間多くの観光客が訪れているんですよ。

今週末はトレッキング、森林浴も合わせて楽しめる大菩薩湖に是非おでかけください。 





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今回のインデックスは…四尾連湖



 

7月は湖特集をお送りします。
1回目の今日は、西八代郡市川三郷町にある四尾連湖です。

四尾連湖は標高850m、山の上にある自然の湖です。
最大水深は13m。
山梨県でも有数の景勝地で、江戸時代には富士講における富士八海の1つとして、山中湖、河口湖、西湖、精進湖、本栖湖の富士五湖と、泉水湖、明見湖とともに龍神が祀られ、富士内八海の霊場の一つに数えられていました。

昭和34年に山梨県立自然公園に指定され、桜やミツバツツジ、秋には紅葉など四季折々の姿を楽しむことができます。

四尾連湖の名前の由来なんですが、四尾連湖には「尾崎龍王」という四つの尾を連ねた竜が住んでいると言われたことから、この名がついたと言われています。

そんな四尾連湖には、昔から雨乞いの伝説もあります。
今から三、四百年前のこと。
二人の兄弟づれの侍が湖に住む怪牛を射止め、その際、兄弟も犠牲になったそうです。
この年はひどい干ばつでしたが、兄弟の犠牲が通じたのか、間もなく大雨が降り出したといいます。
それ以来、干ばつの時には、兄弟の墓に詣でて牛の頭を湖水に沈めて雨乞いを行ったと伝えられています。 

さて、四尾連湖は四季を通じて様々な楽しみ方ができる湖です。
例えば、四尾連湖から蛾ヶ岳までのハイキング・トレッキングを楽しむことができたり、山荘の龍雲荘や水明荘ではキャンプやバーベキューも行えます。

また、水明荘では年に2回ヨガとランチを楽しむ会があり、地元食材を使った薬膳料理とともにヨガを楽しむこともできます。

また、ひといき荘では、「のんびりと過ぎる時間」を初心者から大人まで一緒に楽しめるカヤックプログラムを開催しています。
カヤック婚活なんてイベントも行っているんですって。素敵ですね。

夏は湖畔でバーベキュー、そして水面すれすれを行くカヤックで涼も味わえますね。
今週末、四尾連湖に足を運んでみてはいかがでしょうか?

 





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