イメージをまとう

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10月のやまなしINDEXは、芸術の秋特集です。
県の文化施設で行われている企画展・特別展を紹介します。
 
今回は、山梨ジュエリーミュージアムの企画展「イメージをまとう-モチーフジュエリーの魅力-」をご紹介します。
 
私は今、甲府市丸の内、山梨県防災新館1階やまなしプラザ内にある山梨ジュエリーミュージアムに来ています。
 
ここは、地場産業としての山梨の宝飾品加工生産の歴史、文化、卓越した技術、そして生み出される美しい宝飾品の数々で、山梨の宝飾産業と「山梨ジュエリー」のすばらしさを発信する施設です。
 
今日は現在開催中の企画展について山梨ジュエリーミュージアムの花輪幾夫さんにお話しを伺います。花輪さんこんにちは。
 
花輪さん:ようこそ山梨ジュエリーミュージアムへ。
 
加藤:よろしくお願いします。現在企画展を開催中なんですよね。
 
花輪さん:現在、企画展「イメージをまとう-モチーフジュエリーの魅力-」を開催しています。今回の企画展では、「イメージを身にまとう」という観点から山梨で活躍するジュエリーデザイナー・宝飾作家のイマジネーション溢れるジュエリーの世界、また古くから幸福のシンボルとして伝えられてきたお馴染みのモチーフジュエリーまで、さまざまな作品をご紹介しています。
 
加藤:なるほど。私たちがいるところは白を基調とした展示室なんですが、気になるものを見つけまして、ゴールドのリングですかね、大きな宝石のついたところに宝石にカエルが抱き着いているような、そしてそのカエルの背中にも水晶が埋められているデザインですね。
 
花輪さん:そうですね、こちらの方ですね、見た目は当然カエルの形になっているんですが、背中の部分にですね、技術的に「象眼」という技術を用いまして、宝石にもう一つの宝石を埋め込んでいるものになっています。そうすることで造形的な美しさと煌びやかを増しているようなジュエリーになっています。カエルは幸福のシンボルとして考える方たちもいらっしゃいますので、そういった意味で比較的好まれるモチーフジュエリーになっています。
 
加藤:さて続いて、こちらは何やらペンギンのように見えるのですが、これはパールですか?
 
花輪さん:そうですね。通常の丸いパールとはちょっと別で、「マベパール」と呼ばれる母貝についたようなパールでして、こちらの方非常に形が様々な形があるものですから、それを活かしたデザインのジュエリーというものも作られています。
 
加藤:ペンギンもありますし、そのほか熊だったり、リスや鳥とかそのままのパールを活かしてかわいい動物にたとえているんですね。
 
花輪さん:このような海に縁のない山梨においても真珠の加工は多く行われていますので、ぜひそういった珍しいパールも見に来ていただきたいと思います。
 
加藤:この展示はいつまででしょうか?
 
花輪さん:10月12日までになっております。
 
加藤:10月12日まで。開館時間は午前10:00~午後6:00まで。
火曜日は休館、入場は無料となっています。皆さんもぜひお越しください。
花輪さん、今日はありがとうございました。
 
花輪さん:ありがとうございました。
 





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