鐘山の滝

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11月のやまなしINDEXは紅葉特集。
ということで、今日私がやってきたのは富士吉田市上吉田にある鐘山の滝です。
 
今歩いてきますとちょうど見えてきました、赤く染まるモミジすごくきれいですね。
そして歩いていくと、鐘山の滝、見つけました。
水が流れ落ちる音、これもまた癒されますね。
 
鐘山の滝は、富士吉田市の東側を流れる桂川の上流部にある滝で、忍野八海と新名庄川の水が流れ込む二条の美しい滝です。
落差は10メートル。
春になるとツツジや富士桜、この時期秋にはカエデやナラの紅葉が美しい場所として四季折々の風景を楽しませてくれる場所です。
 
あたり一面見てみますと、真っ赤に染まるモミジの葉っぱ、さらには黄色く色づいている葉っぱもあって、本当に日本らしい秋の景色を楽しむことができますね。
 
鐘山の滝は、「鐘の音」を響かせるという伝説があるそうです。
それは、武田信玄が烽火をあげる時を惜しんで、早鐘を打たせた際、勢いあまって懸け金がはずれてしまい、つり鐘は転げ落ちて桂川の大滝へと深く沈んでいきました。
それ以来、滝からは鐘の音が聞こえるといいます。
 
どうでしょうか?鐘の音に聞こえましたか?
 
この滝のことは江戸時代に作られた「甲斐国志」にも記述されていて、昔は滝ではなく鐘ガ淵と呼ばれていたようです。
淵と呼ばれていただけあって、この滝つぼは非常に深くて広いんですよ。
 
そして滝が流れ落ちる岩は、すべて富士山が噴火したときに流れてきた溶岩なんですって。
確かによく見てみると岩が重なってごつごつしているように見えますね。
 
ちょっと滝を見に来ている若者4人組にお話を伺ってみたいと思います。
 
加藤:この紅葉を見に来たんですか?
若者:いや、たまたま立ち寄ったっていう…
 
加藤:初めてきました?
若者:初めてです。
 
加藤:この滝と紅葉どうですか?
若者:すごいきれいだと思いました。通っただけだったんですよ。
   車でちらっと通ったらおじいちゃんおばあちゃんいっぱい出てきて、
   ここ行ってみようって行ってみたらすごいきれいだったのでびっくりしました。
 
今紅葉の見ごろを迎えている鐘山の滝。
皆さんも今週末のお出かけにいかがでしょうか?
 
 





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是非お楽しみ下さい。