第5回「須田家住宅」(5月3日放送)
~須田家住宅~
今回から5回に渡り、暮らしの中で息づいた歴史遺産を紹介。
笛吹市の「須田家住宅」は、竣工からもうすぐ90歳年を迎えます。
東側を流れる笛吹川の水害に備え、基礎は鉄筋コンクリート、床は地面から、約120cm上にあります。
1階の外壁は、板を重ねた「下見板張り」、
2階は、モルタル仕上げの「ドイツ壁」。
全く別の様式が融合した建物は、大正時代から見られるようになりました。
ヨーロッパの建物を思わせる様式、作り手の、強いこだわりが感じられます。
「西洋館」と呼ばれ、昔は、1.5キほど離れた石和温泉駅からも見えたのだとか。
今もぶどう畑の中で、誕生当時と変わらぬ存在感を放っています。
2016年5月19日 15:25