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山梨放送

男性教諭のわいせつ事件 甲府市に賠償命令 市教委の安全配慮義務違反認める 甲府地裁

男性教諭のわいせつ事件 甲府市に賠償命令 市教委の安全配慮義務違反認める 甲府地裁

 甲府市立学校の男性教諭によるわいせつ事件に絡み、被害にあった教え子の家族が市などに損害賠償を求めた裁判で、甲府地裁が市に約117万円の支払いを命じる判決を言い渡していたことが分かりました。  事件は2022年2月ごろ、甲府市立学校の当時50代の男性教諭が教え子に複数回、体を触るなどのわいせつ行為をしたもので、男性教諭は警察に逮捕されて有罪判決が確定。すでに懲戒免職となっています。   市によりますと、被害にあった教え子の家族は市などを相手取り、220万円の損害賠償を求めて提訴。甲府地裁は4月15日、市教育委員会の安全配慮義務違反を認め、約117万円の支払いを命じました。双方控訴せず、5月1日に判決は確定しました。  市は「被害者の精神的苦痛を重く受け止め、判決を真摯に受け入れる判断をした」としています。

8:30