山梨早川町のリニア中央新幹線のトンネル工事現場から、有害物質の六価クロムを含んだとみられる汚水が近くの川に流出したことが分かりました。 　汚水が流出したのは、早川町新倉のリニア中央新幹線のトンネル工事現場です。 　山梨県によりますと、17日午前1時半、掘削した土に触れた雨水をためておく水槽から水があふれ、近くの早川に流出しているのを工事を請け負っているJV＝共同企業体が確認しました。 　夜間は停止すべき水槽に水を送るポンプを、作業員が閉め忘れたことが原因でした。 　水槽に残されていた水からは排水基準値を超える有害物質の六価クロムが検出されたということです。 　汚水の流出はすでに止まっているということですが、県は18日朝から早川の水質調査を行っています。