富士川のマイクロプラスチック調査を実施
海洋汚染の中でも深刻なのが「マイクロプラスチック」。
プラスチック製品などが、紫外線や波によって劣化して微細なプラスチックとなります。
それがマイクロプラスチックと呼ばれるものです。
有害な物質を吸着、それを摂取した生物への影響が懸念されています。
プランクトン→小魚→大きな魚→人間!?
海産物が大好きな山梨県民としても放っておくわけにはいきません!
帝京科学大学生命環境学部の仲山英行教授にご協力いただき、
推進リーダーの神部冬馬さんが現地調査を行いました。
1ヶ所目の調査ポイントは、富士川町と市川三郷町の町境付近の富士川。
ここは甲府盆地の西部を流れる釜無川と東部を流れる笛吹川の合流地点の少し下流。
ここで山梨県全体の様子を予想します。
周辺や中洲にはゴミがたくさん…プラスチック容器に、タイヤまで!
調査方法は…
①ストッキングのような細かい網目のプランクトンネットで水中に浮遊する物質を採集します。
②採集した物質を、網で漉していき、小さなものだけを選別します。
③ 飽和食塩水に入れると、比重の小さいものが浮いてきます。
結果は…
明らかに自然物とは思えない青い物質を発見しました!
2ヶ所目の南部町でも同じように白い破片が…
そして3ヶ所目は…
富士川の終着、富士市にある河口部付近。
おびただしい流木と、ペットボトルなどのゴミが散乱しています。
砂を採取して海ごみ調査同じように調査します。
すると青や赤、緑、白、透明…
大量のプラスチック破片が確認できました。
仲山先生によると、目視でこの量ですので、成分分析をすると相当量のマイクロプラスチックが検出されるだろうとのことです。
陸~排水溝~河川…やがて、海へ流れ着きます。
上流に住む山梨からも、出来ることからアクションを起こしましょう!
2019年5月23日 9:35