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紹介した内容

第3回「感染症の流行」


安政5年から、大流行したコレラ。やがてこの奇病はキツネの仕業だという噂が広まりました。ヤマイヌ、オイヌと呼ばれたオオカミ。キツネの天敵であることから、秩父、三峰山の神の使いであるオオカミをお借りする「御眷属拝借(ごけんぞくはいしゃく)」が盛んになります。

上野原市棡原周辺には、シカやイノシシなどの害獣除けでもあった、オオカミのお札を出す神社があります。感染症で、たくさんの人が苦しんだり、亡くなったりする中で、終息を願う人々の心はいつの時代も同じです。

2020年4月22日 23:00