トップページ画像

紹介した内容

第5回「節句飾り おかぶと」前編

「おかぶと」とは、端午の節句における甲斐独自の張り子で作られた節供飾りです。「紙の兜」が訛って、「カナカンブツ」と呼ばれたたとも伝えられています。明治時代には、この風習が途絶えてしまったため、
現在ではあまり知られていません。
お面の下には、「垂れ」と呼ばれる台形の紙の飾りがつけられます。縁には、紙縒を一回り。補強と、吊り下げた時の重りの役割を果しています。明治時代の「垂れ」には、黄色のものが多く見られます。縁側など、人目に付く屋外に飾るのが、節供人形の、昔の飾り方でした。

2020年4月30日 23:00