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猫 株式会社　小林一樹さん　

愛猫と20年一緒に暮らすことを目標に、品質を証明できるキャットフードや猫ちぐらなど、猫の生活用品を開発、提案しています。安全と命を優先に、イチ飼い主として知りたかった事、欲しかった物を自分たちの手で形にしています。

放送内容

Q.猫 株式会社について教えて頂けますか。

A.愛猫と20年一緒に暮らす事を目標とした、猫の生活用品の開発と提案しています。
自分が猫を飼い始めたことをきっかけに、安心・安全で納得できるご飯を探したんですけど見つけることができず、自分でつくろうと思い立ちました。今まで飼っている猫はすべて22歳を超えていて、一番長生きしてくれた猫は24歳でした。猫たちが、食べたり、使ったりするものって、作り手がどのように作っていて、猫にとって安全かどうかというのは、飼い主ならやはり知りたいですよね。フードに限らず、すべての製品の原料とトレーサビリティーを明確にし、私たち自身が品質を証明できる物づくりを大切にしています。

 

 

Q.ペットフードのほかにも、様々な商品を手がけているんですよね。

A.爪とぎやサプリメント、そして「猫つぐら」など、猫の衣食住すべてにこだわった商品を開発しています。「猫ちぐら」とも言うんですが、稲わらを編んで作った猫用のベッドなんです。長野県の飯島町に根付く藁細工で、文化や伝統工芸を大切にされている南信州米俵保存会が手がける「猫つぐら」を販売しているのは、猫株式会社だけなんです。熟練の職人が５０時間から６０時間かけて一つ一つ丁寧に編み上げているんですよ。山梨の伝統工芸ともコラボレーションした「猫印伝」も人気で、勝ち虫と言われるトンボと猫の柄は「勝ちを招く」、小桜と猫の柄は「愛と喜びを招く」という願いを込めています。

 

 

Q.それぞれの商品から、猫への愛、責任を感じますね。

A.ペットは人に飼われた時点で、幸せな一生を過ごすのかどうかを決めることはできません。
全ては飼い主次第です。食事に関して言えば栄養的に品質的にいまひとつだったり、食べて不満に思ったりしても、けっして口に出して教えてはくれません。だからこそ、私たちが彼らの言葉にならない気持ちを感じ、彼らの信頼に応えられるようなものを選んであげることが大切だと思っています。１日でも長く、皆さんが大切な家族と一緒に過ごせるよう、そして、息を引き取る瞬間まで、健康で穏やかな日々が暮らせるように、安心、安全にこだわって、これからも邁進していきたいと思います。