山林火災を防止しよう

今月は「環境」をテーマにお送りします。空気が乾燥するこの時期、怖いのは火災ですね。今回は山林火災について森林整備課の新海創士さんに伺います。
 
小松アナ:冬は森林火災が多くなるのでしょうか?
新海さん:冬は下草が枯れ、落ち葉が積もって森林の中が燃えやすい状況になっています。もちろん、空気が乾燥して強風が吹きやすいなどの自然条件もあります。そういった条件から林野火災は、例年1月頃から発生件数が増え始め、春にかけて最も多く発生しているんです。春先になると山菜採りや森林レクリエーションなどで山に入る人が増加することなども森林火災の一因となっています。
 
小松アナ:どんなきっかけで火災が起こるのでしょうか?
新海さん:出火原因の内訳を見てみますとたき火が30.1%、火入れが16.6%、放火、これは疑いも含みますが、9.2%となっていて、その他にはタバコの火の不始末などがあげられます。いずれもちょっとした火の取り扱いの不注意が大きな被害につながっています。

小松アナ:私たちが注意しなければいけないことは?
新海さん:山林火災を防ぐための注意点をいくつかご紹介します。まず、枯れ草などのある火災が起こりやすい場所では、たき火をしないでください。たき火などの火気を使用した後、その場を離れるときは完全に消火をしてください。また、強い風が吹いているときや、空気が乾燥しているときには、たき火、火入れをしないよう心掛けてください。火入れを行うときは、市町村長の許可を必ず受けてください。そして出火原因のひとつでもある「たばこ」。喫煙は指定された場所で。そして吸いがらは必ず消すとともに、絶対に投げ捨てないでください。県では、各林務環境事務所を中心に、例年12月から翌年5月までパトロールをしたり、山火事予防の看板の設置、入山者への山火事防止の啓発活動の実施など、山林火災予防運動に取り組んでいますので、ぜひ県民のみなさんも山林火災の防止にご協力をお願いいたします。

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