2025年12月26日放送
こちらで放送内容を聴くことができます
救急安心センターやまなし #7119
荒木 山梨県は、県民が急な病気やけがで救急車を呼ぶべきか、様子を見るべきかなど、判断に迷った時に相談に応じる窓口として「#7119」でつながる「救急安心センターやまなし」を令和5年に開設しました。きょうは「#7119」のサービスを改めて詳しくご紹介します。
荒木 山梨県 消防保安課 神田 新 さんとお伝えします。よろしくお願いします。
神田 よろしくお願いします。
荒木 まず、「救急安心センターやまなし」が開設された経緯を教えていただけますか?
神田 はい。山梨県では、救急車の出動回数が増加傾向にあります。昨年の救急出動件数は、過去最高の48,280件であり、これは6年前の令和元年の件数と比べて8,000件以上も増えています。
しかし、実際に搬送された方のうちの約半数は、症状が軽く、入院の必要がない軽症者でした。
荒木 軽症者の救急車の利用は社会問題にもなっていますよね。
神田 そうなんです。軽症者の方が救急車を利用する割合が増えてしまうと、本当に必要な方が救急車を利用できなくなってしまいます。
そこで、令和5年に県と全27市町村が共同で、救急車の利用が必要な病状かどうかを事前に相談することができる電話相談窓口を開設しました。これが今回ご紹介する、「救急安心センターやまなし」です。
荒木 緊急性が高い方にできるだけ早く医療を届けるためのサービスというわけですね。では改めて、「救急安心センターやまなし」をどう利用すればいいのか教えてください。
神田 はい。急な病気やけがにより、救急車を呼んだほうがいいのか、病院に行ったほうがいいのか迷ったとき、また、すぐにできる応急処置の方法について聞きたいときなどに、携帯電話やプッシュ回線の電話から、#7119番にかけてください。
医師や看護師が病気やけがの症状を丁寧に聞き取って、救急車を呼ぶべきかどうかを助言したり、病院へ行く場合の診療科目やその場における応急手当の方法などを案内します。
荒木 相談受付の時間や年末年始の対応はいかがですか?
神田 相談は、24時間、365日、受け付けております。年末年始も対応しておりますのでご安心ください。
荒木 医師や看護師さんと直接お話しできるのは心強いですね!
神田 そうなんです。#7119では必要に応じて、夜間の急な病気やケガの診療を行う「初期救急医療センター」も案内しています。
こちらでは、毎日、午後6時~11時の間、内科・外科・眼科の軽症患者の診療を行っています。
荒木 「救急安心センターやまなし」「#7119」は令和5年から始まっていますが、どのくらい利用されているんでしょうか?
神田 令和6年は28,960件の相談が寄せられました。これは、開設当初と比べて、3倍以上の相談件数となっています。
荒木 救急電話相談の結果はいかがでしょうか?
神田 はい。令和6年でみますと、救急車を呼ぶべきと助言した件数が2,170件にとどまり、病院受診や応急手当の方法など、症状に応じた助言を行ったことで、救急車の要請を行わなかった件数は12,069件となり、救急電話件数の84.8%を占めました。
荒木 およそ84%の方が、救急要請を行わずに済んだんですね。
神田 そうです。#7119をたくさんの方に利用していただければ、県内の救急車が必要な方により早く駆けつけられるようになります。救急出動全体の件数は依然として多いため、より多くの方に#7119を知っていただきたいと思います。
荒木 そうですね。「#7119」以外にも知っていただきたいサービスはありますか?
神田 はい。「Q助」というアプリです。
荒木 きゅーすけですか?
神田 はい。ローマ字のQに助けると書いて「Q助(きゅーすけ)」です。「Q助」は全国版救急受診アプリの愛称で、急な病気やけが
をしたとき、緊急度を素早く判断し、救急車を呼ぶ目安とするもので、総務省消防庁がスマートフォンアプリ、またWeb版を提供していま
す。
荒木 Q助ですね。ぜひ活用していただきたいと思います。
神田 そうですね。そのほか、小児のための救急医療相談サービスとして、「小児救急電話相談」#8000があります。
子どもの夜間・休日の急な発熱、下痢、嘔吐といった症状への対処に困った時に、小児科専門の看護師が、症状に応じた適切な対処の仕方や受診する必要性等について、電話による助言を行っています。
荒木 では、改めて、各相談サービスの番号をお願いします。
神田 はい。「救急安心センターやまなし」は急な病気やけがをしたときに、救急車を呼んだほうがいいのか、今すぐ病院に行ったほうがいいのかなど迷った時に、携帯電話やプッシュ回線の電話から、#7119番、#を押して7119と覚えてください。
子どもの夜間・休日の急な病気は「小児救急電話相談」#8000番に電話をお願いします。また、明らかに緊急・重症の場合は、これまで通り迷わず119番に電話をお願いします。
荒木 県民のみなさんには、命を守る医療のためにご協力いただきたいですね。
神田 そうですね。年末年始は通常時よりも、さらに救急医療が逼迫することが予想されます。救急車を必要としている方により早く届けるためにも、ぜひご協力をお願いします。
荒木 はい、わかりました。この時間は、山梨県 消防保安課 神田 新さんとお伝えしました。ありがとうございました。
神田 ありがとうございました。



