第853回「風の便り」2020.11.14OA
風の便りが届きます。
麓には、秋の強い風が吹き抜けます。
イネ科のカリヤスモドキのタネは、その風が運んでくれます。
秋色、様々。そこに、人が集います。
賑わいも、戻ってきました。
雲が動くと、それは、雪化粧の予感。
ほどなく、表情が変わります。
梨ケ原を覆うのはススキです。
この季節、ほかのイネ科の仲間と麓を住み分け、主役の座を長く務めます
湖には、冬の渡り鳥オオバンもやってきました。
秋進む山麓は、絵の具を溶いたパレットのようです。