第888回「夏色の水田」2021.7.24OA
穏やかな夏の風がそよいでいます。
水面に太陽の光が注ぎ、夏の風景が広がります。
ホソミオツネントンボです。
体が細長く、成虫のまま越冬する珍しいトンボです。
越冬したトンボは春先、鮮やかなブルーとなり、産卵すると、その命は間もなく終焉に…。
命を受けた世代が、厳しい山麓へ挑みます。
アメンボが集まっているのは、食事のためです。
死んだ虫をエサにするアメンボ。夏の水田ならではです。
キャベツ畑にはモンシロチョウが、交尾と産卵の機会をうかがっています。
空では、獲物を求めてホバリングするトビ。
生き物が動きだす、夏の山麓です。