第910回「空の軌跡」2022.1.8OA
深い雪に鎖されて、山は眠っています。
頂に下りて来たのは二重の笠雲。
まるで帽子を被ったようです。
雲の誕生は、天気の下り坂を告げてくれます。
手前に成長しているのは吊るし雲です。
こちらも天気の変化を告げにきたようです。
角度を変えると、笠雲が日差しを遮り、山肌は寒々しい風景を見せています。
冬の青空を自由に行きかう、雲の舞い。
空は澄み渡り、星が雪山を照らします。
星々が地平に帰ると、新しい一日の始まりです。