第873回「北へ帰る前に…」2021.4.10OA

富士山麓日記。
春の陽気に、そわそわ。

冬の渡り鳥ジョウビタキは、落ち着きがありません。

春を感じるこの日、顔を出した虫をついばんでいました。(間)北へ帰るため、力を蓄えなくてはなりません。
一方、こちらは留鳥・山麓に通年生息するエナガです。同じく、松の中の虫を狙っています。

松の根本、枯れたアジサイの中でも忙しそうです。
虫が這い出す季節となっています。
この松に、もう一羽の鳥…。

種を食べるイスカ、こちらは冬の渡り鳥です。

森に鳥の声が響いています。季節の変わり目、渡り鳥の一日は活発です。

北を目指す鳥の、最後の時間です。
山麓は、停滞した雲の一日。

春めいた空が、渡り鳥を追いたてます。


