山梨いのちの日 2020年3月6日OA
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山梨いのちの日 2020年3月6日OA

3月1日は「山梨いのちの日」、また今月は、自殺対策強化月間です。今日は山梨県立精神保健福祉センターの保坂理恵さんにお話を伺います。

 

小松アナ:山梨いのちの日、そして自殺対策強化月間の取り組みについて教えていただけますか?
保坂さん:県では3月1日の「山梨いのちの日」から始まる「自殺対策強化月間」の期間中、県民の皆様に自殺対策への関心と理解を深めていただくため、ラジオ番組や県ホームページなどを通じて、自殺予防に関する正しい知識や、適切な対処方法などの普及啓発活動を集中的に行っています。

 

小松アナ:県では本年度、新たに啓発動画を制作していますが紹介していただけますか?
保坂さん:多くの方々に「いのちの大切さ」について考えていただくため、いのちを守る活動に取り組む関係団体などからのメッセージを集めた動画を制作しました。北杜市出身で、やまなし大使でもあるシンガーソングライターのericaさんがこのために書き下ろした曲にのせて約30名の皆様に御出演いただいております。動画は、山梨いのちの日である31日から、県ホームページやYouTubeで公開しておりますのでぜひ御覧いただきたいと思います。

 

小松アナ:「自殺」というと、自分には関係ないとか、難しいことだと思っている人もいるかと思いますが、いかがでしょうか。
保坂さん自殺で亡くなる人は決して特別な人たちではありません。人間関係の悩み、生活苦、病気や介護疲れといった生活の場で起きる様々な問題が複雑に連鎖しての死であるといわれています。これらの問題は誰にでも起こり得るものであり、自殺は一部の人や地域だけの問題ではなく、誰もが当事者となり得る重大な問題です。また、自殺はその多くが防ぐことができる社会的な問題であり、社会の努力で避けることのできるものであることが世界の共通認識となっています。

 

小松アナ社会の努力で避けることができるということですが、私たちにできることはなんでしょう?

保坂さん家族や仲間など、自分の周りにいる大切な人の変化に気付き、一歩勇気を出して声をかけ、本人の気持ちを尊重しながら耳を傾ける。そして、必要に応じて専門家へつなぎ、温かく寄り添いながら見守っていくということが大切です。まさに、自殺予防は県民一人ひとりが主役です。

 

『やまなしINDEX』は放送後に当ホームページにてお聞きいただけます。

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