冬の大気汚染対策

今月は、「環境」をテーマにお送りします。今回は、毎年冬に実施されている大気汚染対策の取り組みについて、県大気水質保全課 薬袋ゆいさんに伺います。

小松アナ:なぜ冬に取り組みを実施しているのでしょうか?
薬袋さん:冬は大気がよどみやすく、交通量の増加や暖房機器(ボイラー)の使用などにより、PM2.5の原因物質である窒素酸化物(NOx)の濃度が高くなる傾向があるんです。そこで毎年冬季に大気汚染対策の取り組みとして、きれいな空を守ることの大切さを呼びかけています。


小松アナ:私たちが普段から気を付けるべきことはありますか?
薬袋さん:ウォームビズ・ウォームシェアという言葉をご存じですか?大気汚染の原因となる暖房器具をなるべく使わないようにする取組みです。具体的には、室内温度の「20℃」設定を心がけたり、使わない部屋の暖房はOFFにする。重ね着などの工夫をするウォームビズに加え、家族や友達、職場の仲間でひとつの部屋に集まり暖房の節約をするウォームシェア。これらをできる範囲で実践していただきたいと思います。冬は寒いので、車を使う機会も増えるかと思います。車を運転する際は、環境にやさしい運転、エコドライブを実践しましょう。

小松アナ:具体的にどのような運転がエコドライブになるのでしょうか? 
薬袋さん:エコドライブにはふんわりアクセル『eスタート』、エアコンの使用は適切に、不要な荷物はおろそうなど10のおすすめ項目があります。これらのちょっとした運転方法の工夫で、排出される大気汚染物質やCO2の削減になり、さらに燃費向上や交通安全にもつながります。また、県ではエコドライブをしますと宣言してくださる方を募集しています。宣言してくださった方には、かわいいキティちゃんのステッカーを差し上げています。ぜひ、エコドライブを実践してください。

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