2022年5月27日放送
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2022年5月27日放送

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土砂災害防止月間 

 

来月6月は土砂災害防止月間です。令和元年東日本台風や令和27月豪雨など、大規模な水害が多く発生する中、多くの土砂災害も発生しています。

きょうは改めて土砂災害について考え、対策や備えをしておきましょう。お話しを伺うのは県土整備部 砂防課の土橋一輝(どばし・かずき)さんです。

 

小松 まずは土砂災害防止月間について教えてください。

 

土橋 私たちの住む山梨県は、周囲を急峻な山々で囲まれているため、大雨が降ると、河川は急激に増水し、山の斜面が崩れるなど、災害が起きる恐れがあります。このため、梅雨・集中豪雨や台風シーズンに備え、6月を「土砂災害防止月間」と定め、土砂災害に対する防災について理解を深める運動を、全国的に展開しています。
土砂災害危険箇所のパトロールや小学生を対象とした移動教室、絵画・作文コンクールなどを行います。

 

小松 土砂災害とは実際どのような被害を言うのでしょうか?

 

土橋 「土砂災害」とは、大雨や地震などが原因で発生する、がけ崩れ、地すべり、土石流によって、人命や財産に被害が生じることです。一般に水害は、河川の水位上昇などに合わせて段階的に危険を察知しやすいのに対し、土砂災害は突発的に起こる場合もあるので、普段との様子の違いなど前兆現象に注意する必要があることが特徴です。

 

小松 危険な場所などを知るためには?

 

土橋 県では土石流、急傾斜地の崩壊、地滑りの現象ごとに、土砂災害防止法に基づくイエローゾーンと呼ばれる土砂災害警戒区域とレッドゾーンと呼ばれる特別警戒区域を指定し公表しています。
特にレッドゾーンは、土砂災害が発生した場合に、建築物に損害が生じ、人の生命又は身体に著しい危害が生ずるおそれがある特に危険な区域です。
このような危険個所の情報は県砂防課のHPや市町村が作成するハザードマップで確認できますので今一度、ご自身のお住いの地域にどんな危険があるのかご確認ください。

 

また県ではインターネットで土砂災害に関する情報を発信しています。「土砂災害警戒情報システム」や、「気象警報・注意報」「土砂災害警戒情報」などを、事前に利用登録された携帯電話・スマートフォンへ電子メールにより提供する災害情報メール配信システムなどがありますのでぜひご活用ください。詳しくは県砂防課のHPをご覧ください。

 

小松 事前の備えとして、ハザードマップの確認や、いつでも災害情報を得られる状態をつくることが大切なんですね。

 

土橋 そうですね。そして万が一のとき、安全に避難するためには、避難所・避難経路を確認するとともに、実際に避難しなければならない状況が起こった時、「自分は大丈夫」ではなく、「自分も危ない」と考えることが重要です。いざというときは、ためらわずに避難してください。

 

小松 これから雨が多くなる季節です。ぜひみなさん土砂災害について心に留め置いてください。ここまでは県砂防課の土橋一輝(どばし・かずき)さんとお伝えしました。ありがとうございました。

 

土橋 ありがとうございました。

 

 

電話詐欺の被害防止

 

いまだ被害が絶えない「電話詐欺」。オレオレ詐欺を始めとした電話詐欺は年々巧妙化しています。そこで今回は電話詐欺被害に遭わないための対策などを県警生活安全企画課の金丸広人(かねまる・ひろと)さんに伺います。よろしくお願いします。

 

小松 まず「電話詐欺」について教えてください。

 

金丸 はい。オレオレ詐欺や架空料金請求詐欺などの特殊詐欺は、ほとんどの犯行に電話が使用されていることから、県警では「電話詐欺」と呼んで被害を防ぐ取組みをしています。
令和3年中の電話詐欺被害は 56 件、被害総額およそ 1 5,000万円でした。被害件数、被害額ともに前の年より減少しましたが、依然として被害額は1億円を超え非常に厳しい状況です。

 

小松 最近の手口にはどのようなものが?

金丸 まず、山梨県で一番多く発生している手口オレオレ詐欺です。御存知の方も多いと思いますが、息子や孫など親族になりすまして「ウソのトラブル」の解決目的で現金が至急必要であるかのように信じ込ませ、お金を要求する手口です。

次に多く発生している手口が、架空料金請求詐欺です。携帯電話のメールを使用するなどして被害者に電話をかけさせ、インターネットサイト利用料金の未納を理由電子マネーなどで支払いを要求する手す

 

小松 これらは良く聞きますね。

 

金丸 最近ではこれらに加え、市町村職員になりすまし医療費、介護保険料等の過払いの払い戻し手続きを装って、ATMに誘導し送金させ、お金をだまし取る手口の還付金詐欺も発生しています。
また、本年3月からは、還付金詐欺のように市町村職員になりすまし、「介護保険料の還付金を振り込もうとしましたが、キャッシュカードが古いもので振り込めませんでした。キャッシュカードを新しいものと取り替える必要があります。などとキャッシュカードを狙った詐欺が多く発生しています。

 

小松 電話詐欺にあわないためにはどうすれば?

 

金丸 はい、今日は.県警察が電話詐欺被害に遭わないためのポイントとして皆さんにお伝えしている電話詐欺三箇条をご紹介します。

 

●その一 「電話でお金の話」それ疑うべし

電話でお金の話が出たら、電話詐欺を疑ってください。絶対に知らない人にお金を渡してはいけません。

 

●その二 「ATMで還付金」それ疑うべし

介護保険料等の還付金はATMでは受け取れません。必ず市町村等へ確認しましょう。また、暗証番号は絶対に他人に教えてはいけません。

 

●その三 「オレだけど、携帯なくした」それ疑うべし

いきなり、固定電話に「携帯なくした」の電話は詐欺を疑ってくださいもとの携帯電話に確認しましょう。

 

そのほかの対策としては詐欺グループが嫌がる『迷惑電話防止機能付き電話』の設置有効です。県警察では、かかってきた電話に対して、自動的に犯罪被害防止のため、会話内容が自動的に録音されます。というアナウンスが流れ、通話内容を録音する機器の貸し出し無償行っています。

 

小松 電話での「お金の話」は決して一人で判断せず家族や警察に相談してください。ここまでは「電話詐欺」について県警生活安全企画課の金丸広人(かねまる・ひろと)さんに伺いました。ありがとうございました。

 

金丸 ありがとうございました。詐欺の電話は、誰にでもかかってくる可能性があります。少しでも不安を感じたら、すぐに家族や警察に相談してください。

 

 

 

 

次回は6月24日(金)17時15分放送

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