2020年12月25日放送
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2020年12月25日放送

こちらで放送内容を聴くことができます

 

冬山登山

冬山登山の危険性と登山届の必要性について、県観光資源課の増子剛史さんに伺います。

 

小松 この時期の登山にはどのような危険があるのでしょうか?

増子 まず第一に季節に関係なく登山はいのちやからだに危険が及ぶおそれがある活動であることを念頭においてください。 安全に登山をするには、危険を回避するための努力が必要です。ご自身の体力などを十分に考慮して、食糧・服装・無理のない工程など最大限の配慮をして計画的に登山をしてください。悪天候での登山は中止や延期をするなど止める勇気も必要です。特に冬山は、当然ですがとにかく寒いこと、山によっては雪と氷に包まれていることを考えて計画を立ててください。登山靴一つをとっても冬山用の登山靴がありますので、冬山にあわせた装備計画をお願いします。

 

小松 登山の際に提出する「登山届」が去年から義務化されました

増子 県では、登山の安全を確保するため、登山の届出などを定める「山梨県登山の安全の確保に関する条例」を平成29年に制定しました。登山の届出は、年間通して提出していただく「努力義務」と、登山する際に特に危険が増す12月から翌3月までの厳冬期に提出していただく「義務」があります。「努力義務」は、「提出するように努めてください。」という意味です。そして「義務」、これは今の時期ですね、これは、「絶対に提出してください。」という意味です。厳冬期にあたる12月1日から翌3月31日の間は、富士山3,000m、概ね8合目以上や、八ヶ岳、南アルプスの一部の山域に登山する際は、登山届の提出が義務化されます。

 

小松 登山届はどのように作成すればよいのでしょうか?

増子 登山届は、名前や住所、年齢の他、登山の期間や行程、携行する装備品や食料、緊急時における連絡先などを記入していただきます。書式は県のホームページからダウンロードできますのでご活用ください。また、パソコンやスマートフォンで簡単に登山届の作成から提出までできる「オンライン登山計画システム「コンパス」が便利ですので、こちらもご活用ください。コンパスでは登山計画を登録することで、仲間や家族、山岳団体等の間で共有することができますし、下山通知も送ることができます。無事に下山したことが分かれば、家族や友人も安心できますよね。

 

小松 登山届は作成するだけでなく、事故に備えて県に提出したり、家族などに伝えることが大切ですね。みなさんこれからの厳冬期は必ず登山届を出して、安全な登山を心がけてください。

 

 

年末年始の感染防止対策

県内でも新型コロナウイルス感染者数が増えてきています。年末年始は、人が大勢集まる機会も増えます。まずは「3つの基本」を守りましょう!

人との間隔はできるだけ2mあけるマスクの着用と咳エチケット30秒程度のこまめな手洗い

これらを守った上で密閉・密集・密接の「3密」となる場所を避ける。こまめ(30分に1回以上)に換気する。発熱や風邪の症状があるときは外出を控え、早めに相談するなどを日常生活の習慣にしていただき、お過ごしください。みなさんこれまでも感染症対策を十分おこなっていらっしゃると思いますが特に年末年始に注意していただきたい点がございます。

 

イベントへの参加について
  • 1月末まで、大人数での会食は控えてください
  • 忘年会、新年会、初詣などをはじめとした年末年始の行事に参加する場合には基本的な感染防止策を徹底してください

 

これらのイベントでお店を選ぶ場合
  • 飲食店や宿泊施設を利用する際は、感染防止対策をとっていない施設の利用は控え、少人数・短時間で、グリーン・ゾーン認証施設や個別に休業が解除された施設を利用しましょう
  • 利用者側もお店の感染防止対策のルールをしっかりと守ることが必要

 

最後に事業者のみなさんには、感染防止のため、施設の感染防止対策を徹底していただいたたうえで、「やまなしグリーン・ゾーン認証」の取得や「休業協力要請の個別解除」を受けの申請をしていただくとともに、認証済み・解除済みの施設では改めて対策の再確認をお願いいたします。

 

 

次回は1月22日(金)17時15分放送

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