2021年3月26日放送
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2021年3月26日放送

こちらで放送内容を聴くことができます

 

林野火災

例年、春先にかけて集中するのが林野火災です。
今日は県森林整備課の久保寺萌さんに伺います。

 

小松 空気が乾燥していますから、やはりこの時期は火災が多いんでしょうか?

久保寺 例年、1月頃から発生件数が増え始めまして、春にかけて最も多く発生しているんです。
その背景として、落ち葉が積もって燃えやすい状況になることや、空気が乾燥して強風が吹きやすいこと、そして春先になると山菜採りや森林レクリエーションなどにより山に入る人が増えることなどがあげられます。林野火災は毎年、県内各地で発生しておりまして、過去10年間で129件、被害総面積80.54ha、被害総額は3千万円以上にのぼります。

 

小松 実際に出火原因で多いのは何でしょうか?

久保寺 消防庁の調べによると、全国の令和元年中における林野火災発生の原因は、「たき火」が31.1%を占め、最も多く、次いで火入れ、放火、たばこの順になっており、火遊びをいれた人的要因が半数以上の65.3%を占めています。山梨県に限ると過去10年間で、最も多い出火原因はたき火で、約16%。次いで農地などでの草焼が約12%、ゴミ焼却が約11%、タバコが約3%となっています。

 

小松 県では林野火災の防止にどのような取り組みをしているのでしょうか?

久保寺 県では、毎年12月から山火事予防のパトロールの実施や、看板の設置、入山者への山火事防止の啓発活動を実施しています。啓発活動は主に火事予防ポスターの配付、山火事予防ポスター原画と標語の募集をしたりですとか、山火事が多発する12月~5月を中心に新聞、テレビ、ラジオなどでも啓発を行っています。

 

小松 私たちが気を付けなければいけないことは?

久保寺 はい、周りに枯れ草などの燃えやすいものがある場所や、強風が吹いていたり、空気が乾燥している時には、たき火や枯れ草焼きなどはしないでください。たき火などをした後は、完全に消火してからその場所を離れるようにしましょう。喫煙される方は、安全な場所で。吸いがらは必ず火を消してから吸いがら入れに入れてください。投げ捨ては絶対にしないでください。

 

小松 大切な森林資源を守るため、みなさんぜひ気を付けましょう。

 

 

 

新型コロナウイルスのワクチン接種

県内でも新型コロナウイルスワクチンの接種が始まっています。
最初は医療従事者、高齢者、基礎疾患を持つ人の順に接種を進める見込みです。接種は原則として住民票所在地の市町村の医療機関や接種会場で受けられす。具体的なスケジュールや予約方法については、今後、市町村からお知らせが届く予定です。全額公費で接種を行うため、無料で接種できます。

現在、日本で承認されているファイザー社のワクチンは2回の接種によって、95%の有効性で、発熱やせきなどの症状がでることを防ぐ効果が認められています。

一般的に、ワクチン接種後には、ワクチンが免疫をつけるための反応を起こすため、接種した部位の痛み、発熱、頭痛などの副反応が生じる可能性があります。治療を要したり、障害が残るほどの副反応はきわめて稀ではあるものの、ゼロではありませんので健康被害に対する救済制度が設けられています。新型コロナワクチンの接種についても、この制度に基づき医療費などが給付の対象となる場合があります。

 

県は、新型コロナワクチンに関する問い合わせ先として、専門相談ダイヤルを設置しています。看護師や薬剤師など、専門知識を持つスタッフが対応し、「どんな副反応が出ることがあるのか?」「持病を持っているがワクチンを接種しても大丈夫か?」、といった接種前の疑問や不安の解消から、接種後に副反応がでた場合の対応まで、広く相談を受けつけています。

 

山梨県新型コロナワクチン専門相談ダイヤル
電話番号は055-223-8878。
受付時間は(土日祝日を含む)午前8時30分~午後8時30分までです。

 

春は卒業、入学、転勤などで人の移動が増える時期でもあります。
お花見など、人が集まる機会も増えます。ソーシャルディスタンス、マスク、手洗いの「3つの基本」を徹底し、感染防止対策をしながらお過ごしください。

 

 

 

 

次回は4月23日(金)17時15分放送

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